天気がいい日は散歩するに限る。ソメイヨシノは散ってしまい、すっかり葉桜になってしまったが、ヤエザクラは今が盛り。
ぽってりとした花がゴージャスでキレイ。春は散歩が楽しいね。
テクテクと西武園駅の近くまで歩くと、寿司屋を発見。「へぇ、こんな所にもお寿司屋さんがあるんだ」と思いつつ入ったのが、今回紹介する
「たまこ寿司」だ。
場所は西武園駅の西武園側の出口からそのまま坂を下り、道路を渡ってすぐの路地に入ると右側に看板が見える。
周りには他に飲食店はなく、駅から近いとはいえ、住宅街の中にあると言ってもいいかも。「こんな場所で営業してやっていけるのかな?」と思ったが、それは店内に入ってすぐに杞憂であることを悟った。
お昼時を過ぎていたので、お客さんは誰もいなかった。お店の奥にある大型テレビには何やら細かい数字が映し出されている。この画面、私は見覚えがある。
そうだ、競輪専用CS番組のオッズ画面だ。亡くなったウチの父はよくこれを見ながら電話投票をしていたモノだ。
カウンターにすると、大将が「もう勝負は終わったんですか?」と話しかけてきた。勝負? 何の話?と思いつつ、また画面を見ると左上に「西武園」の文字が……あっ、そうか。西武園って競輪場だったけ。そんでもって今、ちょうど開催中なんだ! だから大将は「競輪の帰りですか?」という意味で聞いてきたんだ。
そうか、競輪場があるから開催中はお客さんが見込めるワケか……そんなことを考えていると、「何にいたしましょうか?」と大将。見回すと、ランチメニューはなさそうなので、私は「上寿し」(1700円)を頼んだ。
まずはお通しみたいな感じの料理が登場。おからとおひたし。ちょっと長めに歩いてお腹が空いていたから、サッとこういうモノが出てくれるのはうれしい。
続いてにぎりが目の前に並べられた。
左からマグロ、エビ、トロ、イカ。エビとトロは旨そうだ。
続いてアナゴ、イクラ、玉子。
そして最後にカッパ巻きと鉄火巻き。これにお吸い物が付いている。
競輪で勝った人は「寿司でも食うか」とこのお店に繰り出したりするんだろうなぁ。大将に聞くと、やはり競輪が開催されている時はお客さんが多いのだという。でなければ、お店のテレビに競輪専門のCS番組なんか流さないよね。
「でもね、年々西武園に来るお客さんは減ってるね。今は競輪自体、人気が落ちてるから」と大将。
まあ、それでも西武園に通っている競輪ファンの中には「祝杯はこのお店」と決めている人がいるんだろうなぁ。
せっかくだから私もひと勝負してみようかなとも思ったが、やはり帰ることにした。
線路際には菜の花がキレイに咲いていた。競輪をやって負けたりしたら、きっと私はこのキレイな菜の花に気づかずに帰っただろうな。
【DATA】住所:東村山市多摩湖町4-32-54
電話:042-394-2315
★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。〔PR〕
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