青葉町商店会にある焼き鳥店
「とり慎」について、気になる情報が寄せられた。女将さんが年末に足を骨折して入院したというのだ。心配になった私は、1月11日にお店に行ってみた。

ちょっと早く来過ぎて、営業開始の午後5時前だから、お店の中は電気がついてないけど、「まあ、あと5分もすれば営業時間だから入っても大丈夫だろう」と思い、「明けましておめでとうございます」とお店に入って行った私。
大将が「エッ?」という顔をしながらも、「ああ、マサさん」とすぐにニッコリ。そして奥の方から「エッ? マサさんが来たの?」という声が。
見ると、いつものカウンター向こうの場所に女将さんがいる。
「足、大丈夫ですか? 骨折したって聞いたんですけど」と聞くと、「あらヤダ、骨折じゃないわよ。ヒザが炎症を起こして、ちょっと入院したのよ。今はちょっと引きずるけど、大丈夫」と女将さん。
元気そうな表情にホッとしつつ、私はカウンターに座った。いやあ、よかった。

ということで、日本酒を飲むことに。ホッとしたせいもあるけど、やけに日本酒が旨く感じる。

このお店に来たら、やっぱりまずは「豚レバ」(1本150円)だよね。特製味噌を付けていただきま~す……。
旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! このお店がオープンしたのは、2008年2月のこと。もうすぐ12周年を迎える。大将も女将さんも、そして私もいろいろ変わったけど、この「豚レバ」の旨さは変わらない。

「豚レバ」に続いて、頼んだ焼きモノが登場。左から「ひな」(1本140円)、「テッポ」(1本140円)、「かしら」(1本150円)、「鳥はつ」(1本180円)。どれも「豚レバ」に負けず劣らず旨いんだよなぁ。
ホッとしたせいなのか、焼きモノが旨いせいなのか、チビチビと飲むつもりがクイクイと日本酒を飲んでしまった。

仕方なく(笑)、焼酎のお湯割りを注文。これも旨いんだよなぁ。
カウンターの上にあるメニューの木札を眺めると、初めて見るメニューがあった。
とり慎 特製うどん(600円) 何だろう?と思い、〆の料理として頼んでみた。
「ちょっと時間かかるけどいい?」と女将さんに言われ、待つことしばし。

出て来たのが、こちら。パスタのように細いうどん麺の上にたっぷりの花ガツオと桜エビ、そして刻みネギが乗り、中央にはバターと生玉子。花ガツオの上には醤油がひと回ししてある。
「マサさん、よくかき混ぜて食べてね」と女将さんに言われたので、バターと生玉子がうどん全体になじむまでかき混ぜてみた。

それでは、いただきま~す……。
旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! これはいいねぇ。麺はうどんだけど、“和風カルボナーラ”って感じだね。具材は花ガツオと桜エビとネギだけとシンプルなんだけど、これで十分という感じ。いい〆になるし、お酒のつまみにもなる。
お客さんも次々と入って来たので、うどんを食べ終えると、私は退散することに。

「ごちそうさまでした」と大将と女将さんに挨拶してお店を出て、ふと振り返ると、青葉商店会のお店が減り、通りが少し暗いせいか、ひと際
「とり慎」の灯りが明るく見えた。
そう言えば、女将さん、言ってたなぁ。「商店会がどんどん元気がなくなってきてるのよね。ラーメン屋でもできればいいんだけどねぇ。シャッターばかりになっちゃって。12年前はいろいろなお店があって、だからココしようって決めたのに」って。
「とり慎」が頑張っているうちに、この商店会が元気になってくれるといいなぁ……そう思いつつ、私は帰路に就いた。
【DATA】住所:東村山市青葉町2-4-36
電話:042-393-8019
営業時間:午後5時~10時
定休日:月・火・水曜
お店について詳しくはこちら★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。
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