東村山グルメ日記2

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木曜限定!たこ焼き店のスイーツ

 友人から面白い情報をもらった私。その情報とは、江戸街道沿いにあるたこ焼き専門店「北海たこ焼」が木曜限定でたい焼きを始めた、というモノ。まあ、たこ焼き店がたい焼きも販売するってこと自体は、それほど珍しいことではないけど、「なぜ木曜限定?」ということと、「あの小さなお店にたい焼き器を設置したの?」という疑問から、ちょっと気になったので行ってみることにした。

北海たこ焼

 江戸街道をテクテクと東大和方面に歩いていくと……あった、あった。この「北海たこ焼」、午後3時からの営業だから、お昼時に行くことはできないんだよね。お昼ご飯を我慢してやって来た私は、たこ焼きとたい焼きを食べる気マンマン。
 お店の前にはこんな貼り紙が……。

「たい焼きの玉子」って言うんだ

 へぇ、「たい焼きの玉子」っていうんだ。普通のたい焼きとは違うってことかな? そう思いつつ、入り口の「営業日のお知らせ」を見て……エエーッ!

木曜は「たい焼きの玉子」のみの販売のようだ

 木曜は「たい焼きの玉子」のみ販売だって!
 ちょっと待ってよ。たい焼きだけでお腹いっぱいにするのは、むずかしいと思うなぁ。
「困ったなぁ」と思いつつ、中に入った私。笑顔で迎えてくれた店長さんに挨拶しつつ、カウンターを見ると……。

エッ、丸いたい焼きなんだ

 エッ、「たい焼きの玉子」って丸いんだ。

「そうなんですよ。たこ焼き器でつくるモノですから」

と店長さん。たこ焼き器でつくる? そんなことができるの? 疑問に思いつつ、席に座ると、早速、店長さんがつくり始めた。

まず生地を流し込む

 まずはたこ焼き器の穴に、たい焼きの生地を流し込む。生地は北海道産の小麦粉を使っているのだとか。ドロッと粘りがあり、明らかにたこ焼きの生地とは違う。

ある程度、焼けたら

 ある程度焼けて、ふっくらしてきたら……。

自家製の粒あんを丸めて入れる

 店長さんが厳選した粒あんを丸めて、膨らんだ生地の上に乗せていく。この粒あんも、十勝産の小豆を使ったこだわりのモノだという。

 さて、ここからどうつくるかだよね。たい焼きなら粒あんの上に全体的に生地をかけて、もう1つの金型をパカッと被せるんだけど、これはたこ焼き器だから、そんなことはできない。
 店長さんは生地の入った容器を手にすると……。

あんの上に半分だけ生地をかける

 お玉で粒あんの半分にだけ生地をかけ始めた。エッ、どういうこと?
 するとたこ焼きで生地を引っくり返す時に使う鉄串を持ち、半分生地をかけた側が下にいくよう、クルッと4分の1回転させていった。

クルッと4分の1回転させて残りの半分に生地をかける

こんな感じ

 あっ、なるほど。これで残った4分の1部分に生地をかけていくのね。そしてまたクルッと4分の1回転させる。そうすると最初に穴に入れた生地がキツネ色に焼けた状態で上に来る。あとはたこ焼きと同じ要領。はみ出た生地を中に押し込みつつ、鉄串で形を整えながら焼いて出来上がり。これは手間がかかるねぇ。

出来上がった「たい焼きの玉子」

「ハイ、どうぞ」とお茶と一緒に「たい焼きの玉子」を出してもらった。1個80円ナリ。

大きさはたこ焼きと同じ

 たこ焼き器でつくるから、大きさはたこ焼きと同じ。
 なるほどねぇ、中身はたい焼きなんだけど、形は丸いから「たい焼きの玉子」なのか。いいネーミングじゃないかなぁ。

手で持つとこんな感じ

 手に持つと、何だかかわいいなぁ。ではでは、いただきま~す……。

中にはたっぷりの粒あん

旨いッO(≧∇≦)O!!!

 皮も旨いけど、粒あんがいいねぇ。控えめな甘さで、いくらでも食べられる感じ。
 旨いけど、やっぱりこれだけじゃ、いくつ食べてもお腹いっぱいにはなりそうにないなぁ。たこ焼き器でつくるんだから、たこ焼きもつくればいいのに。

「一度やってみたんですよ。でもダメでしたね。たい焼きの玉子は見てもらった通り、手間がかかるし、ずっと見てないとダメなんですよね。だから同時につくるのはあきらめました」

 あっ、そういうことなんだ。まあ、確かにそうかもね。この空きっ腹は別のところで満たすとするか(笑)。
 だけど、どうしてたい焼きを始めたの?

「もともとお店をやろうと思った時に、いろいろ候補があったんですけど、最終的にたこ焼きとたい焼きが候補に残ったんです。どっちも好きなんですけど、余ったらそれを夕食しなければいけないと考えた時、たい焼きよりたこ焼きの方がいいかな、と(笑)。そういうことがあったんで、もともとはつくりたかったんですよ。
 で、去年9月に北海道で地震があったじゃないですか。その影響でタコが手に入りにくくなって、日曜・月曜以外に木曜を臨時休業していたんです。休むくらいなら別のモノをつくろうかなと思い、それでたい焼きをつくろうと思ったワケなんです。今のやり方にたどり着くまで、ちょっと時間はかかりましたけどね」


 へぇ、そういうことだったんだ。だけどタコなら北海道産以外にもあるから、それを使えばいいんじゃないのかなぁ。そうすると「北海たこ焼」ではなくなるかもしれないけど、例えば「今日は瀬戸内産のタコを使ってます」とか貼り紙をしておけばいいんじゃないのかなぁ。

「私、このお店を始める前に、全国のタコを食べました。北海道のタコは全然違います。食べているエサが違うんですよね。エビ、カニ、ホタテを食べてますから。食べ比べたらハッキリわかります」

 そんなに違うんだ。それは知らなかったなぁ。ちょっと「目からウロコ」かも。
「たい焼きの玉子」をもう1個いただき、店内を見回すと、こんな掲示板があった。

店内には小学生からの手紙やポスターが貼られていた

 お店に来て食べたり、持ち帰って食べた小学生たちが店長さんに宛てた手紙のようだ。オープンして1年ちょっとで、こんなに子どもたちに愛されるお店になったんだね。これも店長さんの人柄かな。

帰り際にもらったチラシ

 帰り際にこんなチラシをいただいた。裏を見ると……。

相変わらず商売っ気がないなぁ

 おいおい、1個無料の「お試し券」だって。そうでなくてもつくるのに手間がかかって、たこ焼きと違ってあんまり儲かりそうにないのに、こんな無料券を配っちゃうなんて、本当にこの店長さん、商売っ気のない、いい人だなぁ。

 店長さんの話では、たこ焼きのトッピングもまだいろいろと試行錯誤しているというから、近々そっち狙いでまた行ってみようかな。
 店長さん、ごちそうさまでした。




【DATA】
住所:東村山市富士見町5-5-1
営業時間:午後3時~8時
定休日:日・月曜




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




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プロフィール

マサ@東村山

Author:マサ@東村山
マサ@東村山

2000年 結婚を機に東村山市に移り住む。

2004年11月 地元で食べ歩く楽しさに目覚め、ブログ「東村山グルメ日記」を書き始める。

2007年 転職を機にもう1つのブログ「好きになろうよ!東村山」を書き始める。

2010年11月 「東村山グルメ日記」のアクセス数が400万を超える。

2011年7月 さらなるバージョンアップを目指してブログを移転。

趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。家族はカミさんと1男1女。アル・パチーノのようなカッコいい中年を目指す57歳。

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