最近、本場・中国のシェフが腕を振るう中華料理店が増えていて、いわゆる「まちの中華料理屋さん」は元気がないように見える。そうでなくても、店主の高齢化でお店はポツリポツリと閉店し、「まちの中華料理屋さん」は減りつつある。
そうした中、頑張っている「まちの中華料理屋さん」もある。それが今回紹介する萩山町は野火止通り沿いにある
「揚子江」だ。

どう頑張っているかというと……。

ホラホラ、夏に向けて新メニューを入り口に貼り出しているじゃないですか。1つは涼しげな「冷やし中華」(800円)。もう1つは暑い時こそ辛いモノということで「麻婆炒麺」(800円)。
貼り紙が目立たないのが玉に瑕だけど、新メニューを出すという心意気がいいじゃないの。私は見逃さないよ(笑)。
早速、お店に入り、「お久しぶりです」と大将と女将さんに挨拶。お二人とも、50代半ばの私よりずっと年上だけど、元気で明るい。
私はテーブル席に座ると、「麻婆炒麺」をお願いした。

待っている間、店内を見回すと、こんな貼り紙を発見。「大将、このお店、朝の10時半からやってるの?」と聞くと、「暖簾は出してる」とのこと。よく見ると、以前は昼営業は午後2時までだったのに3時までになってるし、夜営業は午後5時からのハズが4時30分からになっている。1人でも多くお客さんに入ってもらおうということなんだろうな。頑張ってるなぁ。

と、そこへ「麻婆炒麺」が運ばれて来た。「小ライス付」と書いてあったけど、これは「小ライス」じゃないでしょ(笑)。十分に普通盛りだと思うよ(笑)。

改めて「麻婆炒麺」を見ると……あっ、結構、鷹の爪が入ってるね。これで「辛さ」を出しているワケね。

では、早速、いただきますか。箸で麺を引っ張り出すと……おっ、焦げ目がある。五目焼きそばみたいに、茹でた麺を軽く炒めて、その上に麻婆豆腐をかけているのか。
食べてみると……。
旨いッO(≧∇≦)O!!! いいねぇ。軽く炒めた麺と麻婆豆腐がよく合っている。そして鷹の爪の辛さが、ライスによく合う。「麻婆炒麺」がちゃんとご飯のおかずになっている。

「山椒もあるから、よかったらどうぞ」と女将さんが花椒を粒のままお皿に入れてくれた。
うれしいけど、そのままよりは、ガリガリとすった方が香りが立っていいと思うなぁ(笑)。
でも、一緒に食べて、奥歯でガリリと花椒をつぶしつつ食べると……。
旨いねぇ(´ ▽`).。o♪♪ やっぱり麻婆豆腐に花椒は合うね。「麻婆炒麺」も小ライスもキレイに食べ終えると、もうお腹いっぱい。
食べ終えた後、お客さんがちょうどいなくなったから、大将としばし雑談。
「今ある大型の冷凍庫がそろそろ寿命なんだよね。これが壊れたら、お店をやめようかなと思ってるんだよ」なんて大将が言うモノだからついつい、
「ダメですよ。病気になったとか、大きなケガをしたとか以外でお店をやめちゃダメです」と言ってしまった(笑)。
お店を続けることって、大変なことだと思う。だけど、まだまだ元気なうちは頑張って欲しいな。
大将、女将さん、ごちそうさま。また食べに来ますね。
【DATA】住所:東村山市萩山町5-2-5
電話:042-394-3525
営業時間:午前10時30分~午後3時/午後4時30分~8時
定休日:水曜
店内禁煙
★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。
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