2017年12月1日午前5時過ぎ。まだ外は暗いけど、仕事明けで久米川駅に戻ってきた私は、南口を出ると、あるお店を目指してスタスタと歩いて行った。

うん、やってる、やってる……やってきたのは“気どらんBAR”がウリの
「氣ごころ」。メニュー看板の奥に花が飾ってあるのを見てわかるように、この日は……。

10周年の記念営業。私もマスターの
あっくんに「おめでとう」を言いたくてやってきたんだよね。
2階に上がり、少し重たいドアを開けると……おおっ! さすが10周年。もう朝の5時を回っているというのに、カウンター席はほぼいっぱい。繁盛してるねぇ。
カウンターの中にいる
あっくんも、手伝っている
ライスくんも、すでに何だかヘロヘロ状態で妙にハイテンション。見ているだけで楽しいよ。

「COEDO」の限定生ビールを飲みつつ、
あっくんとカウンター席のお客さんとの会話に耳を傾ける。大声で話し、笑い、その笑い声にこちらの頬も緩む。さすが“気どらんBAR”だ。静かに飲みたい人には向かないけど、賑やかに誰とでも話す
あっくんのおかげで、見知らぬ人と簡単に友達になることができる。このお店で飲み友達をつくったという人、多いんじゃないかな。
こういうスタイルがこのお店の魅力なんだと思う。

あるお客さんがテキーラのボトルを入れ、それをショットグラスに入れて、店内の人間全員に振舞われれた。乾杯の音頭とともに一気に飲む。
カーッ、熱くなるねぇ。たぶんこれを
あっくんと
ライスくんは何度もやってるんだろうなぁ。そりゃ、ヘロヘロになるよ。

お店に入って、しばらくしてから
ライスくんがお通しを出してくれた。たぶん忘れていたんだろうな。この日のお通しは塩焼きそば。
朝6時を回っても、お客さんは帰るどころか、逆にドンドン増えていく。愛されてるね、このお店は。
もう少し
あっくんとジックリ話せるかなと思ったけど、そんな感じじゃないので、早々に帰ることに。
帰り際、
あっくんは10周年の記念品を手渡してくれた。

ナント、インスタントの袋麺だ。ああ、「サッポロ一番」の……と思って見ると……エエッ!
コレ、「キゴコロ十年」と書いてあるよ!
何か、袋が分厚いので、裏返してみると……。

塩らーめんとセットなんだ。そしてこっちにも「キゴコロ十年」の文字が!
凄いなぁ。「サンヨー食品」って、こんな記念品をつくるサービスもしてくれるの? 大した会社だなぁ……そんなことを思いつつ家に帰った私。
記念品の袋を開け、パッケージの裏を見て、さらにビックリ。

何コレ! どこまで凝ってるの?

おおっ、よく見ると、
あっくんのごあいさつがあるじゃないか。

へぇ、「氣ごころ周年記念品の歩み」だって。毎年いろいろつくってるねぇ。こういう遊び心もこのお店の魅力なんだろうなぁ。
それにしても「サンヨー食品」って、ここまで要望に応えるの? だとしたら凄いサービス精神のある企業だなぁ……そんなことを思いつつ、袋を開けると……。

エッ、何? コレ、どういうこと?
袋から出てきたのは、本物の「サッポロ一番」。ということは、表の袋は「サンヨー食品」ではなく、
あっくんのお手製ということか。
「ちょっとビックリしたでしょ」と、のぞき込むような
あっくんの表情がすぐに頭に浮かんだ。いやあ、やられた。楽しませてくれるねぇ。
これだけサービス精神旺盛なマスターがやっているお店なんだもんね、そりゃ10年続くよね。いいお店だ。そんなに間をおかず、また行かなきゃね。
【DATA】住所:東村山市栄町2-10-3-2階
電話:042-309-5560
営業時間:午後8時30分~翌朝6時
定休日:なし
ホームページはこちら★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。
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