友人の
マサトは5年前に東村山市に引っ越してきた。「いい街だから、引っ越すなら東村山がいいぞ」と私が言った言葉を覚えていて、久米川駅南口のアパートに移り住んだのだ。地元の友だちもでき、東村山市を気に入ってくれたのはいいのだが、話を聞くと、普段の買い物は久米川駅南口の「西友」と久米川駅北口の「あまいけ」で済ませているのだという。
「それじゃあ、ダメだ! 『ジャパンミート』と『業務スーパー』を知らずして、立派な主夫にはなれんぞ!」 久米川駅南口の酒屋
「水新酒店」から同じく久米川駅南口の居酒屋
「だるま」に移動し、生ビールを1杯しか飲んでないんだけど、きっと久しぶりに飲んだお酒が効いたんだろうね。まだ結婚もしてない
マサトに「立派な主夫」もあったもんじゃないんだけど(笑)、
「だるま」を出ると、なぜか
マサトを連れて、スーパー巡りを敢行してしまった私。
どうもスーパーで安いモノを見ると、私はテンションが妙に上がってしまうんだけど、どうやら
マサトもそうらしく、目が輝いている。そんな
マサトを見ていると、こっちもうれしくなって、
「よし、これからとっておきの焼き鳥屋に行くぞ」
とテクテク。向かったのは青葉商店会にある
「とり慎」。
入ると、大将が「おっ、久しぶりだね」と声をかけてくれた。年に1~2回しかいかない、あんまりいい客じゃないんだけど、こうやって声をかけて、温かく出迎えてくれるのがうれしいね。

日本酒をお願いすると、わざわざ女将さんがテーブルまでやって来て、「マサさん、元気だった?」とひと声かけながら、グラスにナミナミと日本酒を注いでくれた。いやあ、体調に関しては女将さんの方こそいろいろあるというのに、気を使ってもらって恐縮しきりだよ。
「水新酒店」の「ミニ試飲会」で飲んだ日本酒も旨かったけど、こうやって女将さんについでもらった日本酒も格別の旨さだね。
マサトが食べたいというので頼んだ「もずく」(500円)。イメージしたモノと違ったみたいで、
マサトは驚きの表情を見せた。
まず、もずくが太い。そしてジュンサイが入っている。何よりも違うのはワサビがドーンと真ん中に乗っていることだ。私も最初にコレを見た時はビックリしたモノだ。
「ワサビをガーッとかき混ぜて食べるんだよ」
と女将さんに以前言われたことをそのまんま
マサトに伝え、その通りにやって食べた
マサトがひと言。
旨いですねぇ(´ ▽`).。o♪♪ 私は自分がつくった料理でもないのに、「そうだろ」みたいな顔をしたりして(笑)。

次に来たのは、私が頼んだ「煮込」(600円)。いつものようにニンニクをたっぷり入れて食べると……。
旨いねぇ(´ ▽`).。o♪♪ いやあ、間違いない味だよ。
「間違いない」と言えば、このお店の「豚レバ」(1本140円)も間違いない旨さなんだけど、残念ながらこの日は残り1本なのだという。私はこれまでに何度も食べているから、
マサトに食べてもらった。
旨いッO(≧∇≦)O!!! マサさん、コレ最強じゃないですか? まあ、そう言いたくなるよね。確かに旨いもん。

次に来たのは「つくね」(1本160円)。ナンコツが入っていて、ところどころで感じるコリッとした食感がいいんだよね。

続いては「テッポ」(1本140円)。臭みが全くないことと、柔らかさに
マサトは感動したらしく、「マサさん、コレ、凄いですわ」を連発。「テッポ」でこれだけ感動するとは思わなかったなぁ。

「テッポ」も旨いけど、私としてはこの「かしら」(1本150円)の方が好きかな。そのままでも塩が効いていてジューシーで旨いんだけど、特製味噌を付けると、もうハンパなく旨い。これだけでカーッと、あのナミナミとつがれた日本酒が飲めるくらいだ。まあ、体のためにそんなことはしませんけどね(笑)。

「これ、まかないでつくったモノだけど、よかったら食べて」
と大将が出してくれたのがコレ。大根にイカとシイタケの旨味がギュッと染み込んでいる。そのままでも、もちろん旨いんだけど、この大根に特製味噌を付けて食べると……。
旨いッすねぇ(´ ▽`).。o♪♪ マサさん またしても私は「そうだろ」という表情。自分でつくったワケでもないというのに(笑)。
マサトのリクエストで、またしても「テッポ」。考えてみたら、私はこのお店に何度も来ているのに「テッポ」を食べたのは2回しかない。ほかの旨さに気を取られて気づかなかったけど、これも確かに旨いなぁ。

こちらは「皮」(1本140円)と「ひな」(1本140円)。これも特製味噌を付けて食べると旨いんだよなぁ。

サッパリしたモノが食べたくて、「野菜」(500円)を頼んだのだが、これが凄かった。何が凄いかと言うと、添えられているディップソースだ。ナント、特製味噌とマヨネーズを合わせたモノなのだとか。考えたのは女将さん。早速、付けて食べてみると……。
旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! 何コレ! 何この旨さ!
マサトと2人して競うように食べてしまったよ。これは女将さん、ナイスアイデアだよ。いやあ、特製味噌は万能調味料だと思っていたけれど、こうやってディップソースにもなるとはねぇ。いやあ、凄い!

「これ、どうぞ」と女将さんがお新香を持ってきてくれた。〆にピッタリだ。
何だろうねぇ、この安心感と満足感。青葉商店会は櫛の歯が抜けるようにお店が閉店していき、寂しくなりつつあるけど、このお店はいつまでも続いていて欲しいなぁ。
大将、女将さん、ごちそうさまでした。また来ますね。
【DATA】住所:東村山市青葉町2-4-36
電話:042-393-8019
営業時間:午後5時~10時
定休日:月・火・水曜
お店について詳しくはこちら★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
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