このブログを通じて知り合った友人2人と「食事をしましょう」ということになり、お店選びを任された私。料理の旨い、いいお店はいっぱいあるんだけど、どうせならちょっとした「サプライズ」「意外性」を加えたい。
ということで、私がチョイスしたお店は……。

東村山駅西口からバス通りを800メートルほど歩いた「飯能信用金庫」近くの住宅街にある家庭懐石
「三澤」だ。駅から離れていて、「こんなところにお店が」という意外性と驚きがあるのは、このお店ならではかもね。
まあ、私自身も、このお店の冬の懐石料理は食べたことがなかったので、行ってみたかったんだけどね(笑)。ちなみに行ったのは1月末のことで、頼んだのは3150円のコースだ。
部屋に通されると、すぐに先付が運ばれて来た。

これが先付。右の小鉢が利休なます。左のお盆の上には、梅肉で和えたうどや、鴨肉、椿寿司などが乗っている。1月は季節で言えば冬だけど、「初春」という言葉があるように、少し春を感じさせる食材も入ってくるんだね。
いやあ、それにしてもキレイで旨そうだ。

うん、やっぱりお酒は必要だよね(笑)。友人2人は生ビールを、私は瓶ビールを頼んで、乾杯!

続いて運ばれて来たのは、お造り。やはり年の明けためでたい月ということで、白身の上には金箔が乗っている。いいねぇ。

これは「雲子みぞれ仕立」。「雲子」とは、タラの白子のこと。読み方は「くもこ」だからね(変な読み方をしないように 笑)。
いやあ、優しい味付けで旨いなぁ。

続いては「湯葉と牛肉の焼物」。この牛肉が食べると……。
旨いッO(≧∇≦)O!!! 焼いた湯葉も香ばしさがたまらない。
大きなお皿に、ちょこっと乗っているだけなので、ガッツリ君が見たら「へっ、何コレ?」とガッカリしちゃうだろうけど、私のような50代の中高年にはこれくらいで十分。いや、本音を言えば、もっと食べたいところなんだけど、体のことを考えると、やっぱりこれくらいがちょうどいいんだろうなぁ。

お次は天ぷら。ふきのとうが入っていてちょっとビックリ。春を待ちわびる冬の料理というところかな。久しぶりに味わうほろ苦さ。旨いねぇ。

天ぷらで料理は終わりなんだけど、話が楽しくて、ついつい日本酒を頼んじゃった。透明なガラスのぐい飲みと、真ん中に氷を入れる部分のある冷酒用のちろりが、さりげなくオシャレだ。

「変わりご飯」として出て来たのは、カニ飯。これに赤だしとお新香が付く。

カニ飯はカニのほぐし身がたっぷり入っている。ご飯が酢飯になっていて、酢の加減もご飯の固さも絶妙。変な話だけど、このカニ飯を食べて日本酒を飲むと、すごく旨い。このカニ飯、いいツマミだわ(笑)。

デザートはイチゴ。コースにはこのあとコーヒーか紅茶が付くのだが、私たちはまだお酒を飲んでいたので、コーヒー・紅茶は遠慮した。
いやあ、それにしても話したなぁ。私としては「長くて2時間くらいかなぁ」と思っていたんだけど、話が楽しくて、気が付くとお店に3時間以上もいてビックリ。旨い料理がいいタイミングで、ゆっくりと出されたからかな。
お店の皆さん、素敵な料理のおかげで、思いのほか楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。
【DATA】住所:東村山市野口町3-4-8
電話:042-392-2280
営業時間:午前11時45分~午後2時/午後5時半~午後9時
定休日:不定休
特記事項:完全予約制(当日午前10時までの受付)
★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
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