東村山グルメ日記2

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居酒屋ならではの焼き魚ランチ

 よく通る道でも見落としていることがある。今回紹介する居酒屋「遊仙」というお店、存在そのものは知っていてよくお店の前を通っていた。場所は久米川駅南口を左に出てロータリー沿いに歩き、マツキヨとりそな銀行の間のモザーク通りに入る。交差点を左折し、100メートルほど先の左側にある。「ガッツラーメン」の向かい側と言った方がわかりやすいかもしれない。

遊仙

 このお店の前を先日も通ったのだが、ふと見ると「本日のランチ」と書かれた紙が出ているではないか。
「えっ、このお店、ランチやってたの?」

表に出ていた張り紙

 580円という格安の「おじやセット」や「遊仙カレーセット」(630円)というのも気になる。「そば屋のカレーは旨い」という話はよく聞くが、居酒屋のカレーはどうなんだろう? 他にもすごく興味を引かれたから思い切って入ってみた。
 店内はカウンターが10席ほどあり、奥に小上がりがある。お客は誰もいなくて私1人だけだった。私がカウンターに座ると、ご主人が「焼き魚は甘塩鮭は終わっちゃって、サンマの塩焼きとサンマの風干しのどちらかになります」とひと言。
 ん? 「サンマの風干し」って何? 疑問に思った私はご主人に聞いてみた。
「サンマをみりんに漬けて干したモノです。自家製なんです」
 それではということで、私は「焼き魚セット」(680円)を頼み、焼き魚はサンマの風干しにした。

焼き魚セット

 出て来た「焼き魚セット」はなかなかのボリューム。メインのサンマの風干しのほか、冷奴とホウレンソウのおひたし、香の物があり、ご飯と味噌汁が付く。これで680円はお得と言えるだろう。
 まずは味噌汁をひと口。天かすが入っていて、具はホウレンソウの根元。「何だ、野菜のクズが入っているのか」と思う人がいるかもしれないが、私はすごくうれしく思った。
 私は小さいころ父に「ホウレンソウは根元が甘くて一番美味しいから食べなさい」と言われて育った。その後、私は「親父は実は自分が葉の部分を食べたくて根元を私に押し付けたのでは」と思い、一度調べたことがある。するとホウレンソウの赤い根元には骨の形成に役立つマンガンが多量に含まれているとのこと。しかも甘いという。ウソではなかったのだ。しかし、父がそのことを知っていて言ってたとは思えない。おそらく自分の母親から聞いたのだろう。昔の人の知恵は侮れないと思ったモノだ。
 だから、味噌汁の具にホウレンソウの根元が入っているのを見て、父の言葉を思い出して何となくうれしくなったのである。

サンマの風干し

 サンマの風干しはみりんの甘さとサンマの脂が程よく混じって旨い。ややみりんの味が濃い目なので、ご飯のおかずにもなるが、むしろお酒のつまみの方がピッタリかも。
「どうですか?」とご主人に聞かれたので「お酒が欲しくなりますね」と答えると、こんな返事が戻ってきた。

「もともとはつまみで出していたんですよ。でも2年前からランチを始めたら、お客さんからこれを出してくれって言われて、それで出すようになったんです」

 なるほどね。もともとサンマの風干しはつまみでしたか。居酒屋ならではの焼き魚というワケだね。しかしそれにしても、2年前からランチをやっているという話にはビックリした。いやあ、気づかなかったなぁ。
 店内に張られたメニューを見ると「カキ酢」や「馬刺し」「なめろう」など私の好きな料理が並んでいる。
「今度は夜に来ます」……そう言って私はお店を出た。


【DATA】
住所:東村山市栄町2-25-26
電話:042-398-0548




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。






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プロフィール

マサ@東村山

Author:マサ@東村山
マサ@東村山

2000年 結婚を機に東村山市に移り住む。

2004年11月 地元で食べ歩く楽しさに目覚め、ブログ「東村山グルメ日記」を書き始める。

2007年 転職を機にもう1つのブログ「好きになろうよ!東村山」を書き始める。

2010年11月 「東村山グルメ日記」のアクセス数が400万を超える。

2011年7月 さらなるバージョンアップを目指してブログを移転。

趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。家族はカミさんと1男1女。アル・パチーノのようなカッコいい中年を目指す57歳。

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