読者の方から半年以上も前に「魚が美味しいお店です」と情報をいただいていながら、なかなか行けなかったお店がある。それが今回紹介する
「吉良呑(きつらの)」だ。私はできる限り読者の方から推薦されたお店は行くようにしていて、このお店も場所はすでにチェックしていたのだが、なぜか行けなかったんですよ。
場所は新秋津駅の改札を左に出てロータリー沿いに進み、そのまま武蔵野線沿いに約600メートル歩くと、志木街道とぶつかる。その交差点の左角だ。営業は夜だけだし、ちょっと駅から離れているのでなかなか行けなかったのだ。

居酒屋と思っていたのだが、店構えはちょっとした料亭みたいでシャレている。入ると、店内は明るく清潔感があふれていて気持ちいい。やはり料亭のような感じだ。でも肩肘張るような雰囲気ではない。カウンターと小上がりがあり、小上がりは掘りごたつになっている。このブログが縁で知り合ったご夫婦と一緒だったので、小上がりに座ることにした。
オススメ料理が黒板に書いてあり、私たちはその中から「はまぐりバター」(750円)と「〆サバ」(750円)を頼み、ちょっと小腹も空いていたので「えび天巻き」(800円)も注文した。
「とりあえず、それで」と店員さんに言おうとして、ふと黒板を見ると、赤いチョークで「今日のスペシャル」(880円)と書いてあることに気づいた。
「あの『今日のスペシャル』って何ですか?」と店員さんに聞くと、中トロのづけ焼きですとのこと。「それは食べてみたいね」ということで「今日のスペシャル」も追加した。

まず最初に来たのは「はまぐりバター」。このハマグリがプリプリで旨いこと、旨いこと。値段は高めだけど、これなら満足。
続いて私の大好きな「〆サバ」がやって来た。

色はもう文句ナシ。刺身に近い色で、酢の入り具合も浅め。私好みの〆サバだ。食べると見た目以上に酢が入っていたが、なかなか旨い。これなら〆サバが苦手な人でも食べられるだろう。
お次に来たのは「えび天巻き」だ。

これは一緒に来ていたご夫婦が絶賛。食べるとえび天がまだ温かくてプリプリ。そして口の中で飛び子がプチプチと跳ねる。これは美味しかったなぁ。すでに味が付いているから、醤油など付ける必要は全くない。まあ、付けても美味しいと思うけど、そのまま食べることを私は勧めますね。
で、いよいよ「今日のスペシャル」が登場。

ちょうどタバコぐらいの大きさで、「小さいなぁ」と一瞬心の中で思ったけど、考えてみれば中トロなのだから、880円という値段でこの大きさは、文字通り“スペシャル”だ。これはねぇ、もう笑っちゃうぐらい旨いですよ。少しワサビを乗せて、そのままパクッ……うーん、幸せだなぁ。日本人に生まれて良かったとつくづく思いましたね。
「お腹はいっぱいだけど、お酒の肴として何か軽いつまみが欲しい」と思った私たちは、ここでお店の人に無理な注文をしてしまった。
「あのう、申し訳ないんですが、ガリだけいただくってワケにはいきませんかね?」
「えび天巻き」にガリが添えられていたのだが、自家製なのか、甘くなくてとても美味しかったのだ。しかしこれはあくまでも付け合せ。「無理ならいいや」と思って聞いたのだが、ナント出してくれた。

もう感激ですよ。お店の人には「ワガママな客で申し訳ありませんでした」とこの場を借りてお詫びします。でもこのガリは本当に美味しかった。お新香を頼むくらいなら、こっちの方がいいって感じ。あっ、でもこんなことを書いて、注文する人が増えたらお店に迷惑ですね。「えび天巻き」などを頼んで「ガリを多めに」と言う分なら大丈夫でしょう。
それにしてもこのお店、魚料理は本当に旨かった。こういうお店が家の近くにあるといいんだけどなぁ。カミさんが魚好きだから、近いうちに一緒に食べに行こうと思う。きっとカミさんも喜ぶと思うな。
【DATA】住所:東村山市秋津町2-38-24
電話:042-392-3751
駐車場あり
★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。〔PR〕
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