東村山グルメ日記2

志村けんでおなじみの東京都東村山市に限定した超ピンポイントのグルメ情報サイト

45年間、ありがとうございました!

 今回は、2019年12月29日に閉店した久米川駅南口の居酒屋「サラリーマン久米川店」の惜別記事。

サラリーマン久米川店

 年明けのあいさつで「今年は役立つブログを目指します」と言っておきながら、新年早々、立て続けに惜別記事で申し訳ない。それもこれも、私のモノグサな性格がよくないんですよね。

閉店のお知らせ

 お店の閉店告知が出たのは、12月早々のこと。だから早めに食べに行って、早めに記事を書いて、閉店までに少しでもお店に足を運ぶ人が増えるようにと思っていたんだけど、つい年末の忙しさにかまけて、書かないままになってしまい、こんな時期になってしまった。


 お店に行ったのは、12月初旬のこと。もう閉店のことを知った人が、オープン前から並んでいるかもしれないと思い、オープンする午後4時前に行ってみると……。

並んでいるかと思ったらそうでもないんだね

 10分前に行ったんだけど、誰も並んでなかった。

オープン5分前に明かりがつき、お客さんが入り始めた

 でもオープン時間の5分前にお店の看板に明かりが灯ると、どこからともなく人が現れ、続々とお店に入っていった。
 私も写真を撮ると、すぐにお店にIN!

熱燗でスタート

 カウンターに座り、まずは熱燗を注文。この日は寒かったからね。一見すると、冷や酒みたいに見えるけど、熱燗なんだよね。お銚子とお猪口ではなく、こうやって出すのがこのお店の熱燗スタイル。
 ではいただきま~す……。

染みるねぇ(´ ▽`).。o♪♪

 寒い時期は熱燗が一番だね(笑)。

殻付き生カキ

 ホワイトボードのメニューにの「殻付き生カキ」(1個250円)があったので、注文。生カキを食べるのは、今シーズン初めてかも。旨そうだ。

薬味を乗せていただきま~す

 せっかくだから、薬味を全部乗せ、レモンを搾り、ひと口でパクッ……。

旨いッO(≧∇≦)O!!!

 すかさず熱燗をグビリ。

しあわせ(´ ▽`).。o♪♪

 たまんないね。それじゃあ、日本酒に合うツマミをもう少し頼んじゃおうか。

イワシたたき

 こちらは「イワシたたき」(320円)。脂の乗ったイワシと、刻んだミョウガの相性が抜群。

アン肝ポン酢

 そしてこちらは「アン肝ポン酢」(420円)。分厚く切ったあん肝が5切れも乗って、420円って凄いよね。

 と、そこへ一緒に飲む約束をしていた友人のタカイッチーノさんがやって来た。

低温調理 牛ハラミ刺風と地鶏たたき風の二点盛

 これは彼女が頼んだ、「低温調理 牛ハラミ刺風と地鶏たたき風の二点盛」(550円)。どちらもバカ旨! 生肉を食べる感じ。というか、調理している分、生肉より旨味が増している。ワサビがよく合うんだ、これが。

瓶ビールにチェンジ

 熱燗が終わったので、私は瓶ビールにチェンジ。

〆サバ梅カルパッチョ

 これは「〆サバ梅カルパッチョ」(400円)。これはいいアイデアだね。口の中がサッパリする。

豚ヒレピカタ

「このお店に来たら、やっぱり茶色メニューも食べなきゃね」ということで頼んだのが、「豚ヒレピカタ」(450円)。魚料理が続いたから肉料理をということでもあったんだけど、これは豚肉が超柔らかくて旨いこと!
(「茶色メニュー」という言葉の「茶色」の意味がわからない人はこちらの記事を読んでください)

ポテトフライ

 次の予定があるため、先に帰る友人との〆で頼んだのは、「ポテトフライ」(400円)。普通のポテトフライなんだけど、なぜか食べたくなるんだよね。

 友人が帰った後もカウンターで残ったツマミを食べながらチビチビやっていた私。
「さて、それでは私も〆ますか」とメニューとにらめっこ。何にしようか迷ったけど、焼き鳥を頼むことにした。このお店、入り口すぐ上の看板には「大衆居酒屋」と書いてあるけど、もう1つの袖看板には「大衆酒蔵 やきとり」と書いてあるんだよね。持ち帰りもやっているし、焼き鳥は文字通り、このお店の“看板メニュー”なんだよね。

左からカシラ、白モツ、とり皮

 ということで頼んだのは、左から「カシラ」、「白モツ」、「とり皮」。どれも2本で320円。全部タレでお願いした。いやあ、どれも旨いなぁ。

 今でこそ、このお店、

「サラリーマン」にサラリーマンなし

なんて言われたりするけど、45年前にオープンした時はきっとサラリーマンで溢れかえっていたんじゃないかな。で、こんなに安くて旨いお店なんだもん。みんな、引っ越しでもしない限り、通うよね(笑)。そして20~30年も経てば、サラリーマンをやめた人も増えてくるよね。たぶん、そういうことなんだと思う。

 それにしてもやっぱり閉店は寂しいなぁ。今はまだ看板が残っていて、馴染んだ風景のままだけど、テナント募集しているから、そのうち違うお店が入って看板がなくなり、風景も変わり、少しずつ忘れていくんだろうなぁ。

オープン5分前に明かりがつき、お客さんが入り始めた

 たとえ風景が変わっても、私はこのお店のこと、忘れないよ。
 お店の皆さん、長い間、ご苦労様でした。美味しいお酒と料理をありがとうございました。




【DATA】
住所:東村山市栄町2-21-1
電話:042-391-8337
営業時間:午後4時~11時
定休日:月曜




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




2019年最後のショックな出来事

 2019年12月28日、久米川駅南口の洋風居酒屋「いろはにほ」が閉店し、翌29日には同じく久米川駅南口の居酒屋「サラリーマン久米川店」が閉店した。「いろはにほ」は36年、「サラリーマン久米川店」は45年、この場所で頑張ってきたお店だ。
「閉店するお店が多い年だったけど、老舗の閉店が年の終わりに相次いだのは本当に寂しいなぁ」と思いつつ、年明けの1月4日、私は「2020ほぼ週刊東村山グルメニュース vol.1」という記事を書いた。すると、その日の午後3時におしむさんという読者の方からこんなコメントが寄せられた。

「揚子江も閉店みたいですよ!」

 私がコメントを読んだのは、ブラブラと美住町や富士見町あたりを散歩して戻ってきた夕方5時半すぎのこと。
「すぐに確認しなきゃ」と思い、急いで着替えて、久米川駅北口は野火止通り沿いにある中華料理店「揚子江」に向かった。

揚子江

 もう外は暗くなっていたが、街灯に照らされたシャッターには貼り紙が! 年明けの営業告知の貼り紙であるようにと願いつつ、近づくと……。

閉店の告知

やっぱり、閉店ですか…

 しかも12月31日に閉店したようだ。年末年始の休みに入っていたから、知っていれば行けたのに……いやあ、ショック。本当にショック。どうして気が付かなかったんだろう。

 去年の7月に「冷やし中華」を食べた時、「まだ大丈夫でしょ?」と聞いたら、お父さんとお母さんが同時に、

「そんなのわからないよ」

と笑いながら答えてくれたんだよね。元気な声で。
 だから「まだ大丈夫」って勝手に思い込んじゃったんだな。

 改めてマジマジとの閉店の貼り紙を見て、「おや?」と思った。
 どうして「12」と「31」は書き文字なんだろう? ひょっとすると、この用紙はかなり以前から用意していたのかもしれない。あとは日付を書き込むだけというスタイルで。
 ある時期から、常に閉店を考えながら営業していたんだね。もしかすると、私が「冷やし中華」を食べに行ったあの日には、もう「いつか」に備えてこの用紙を用意していたのかもしれない。
 そう思うと、余計に悲しくなってくる。

「東村山グルメ日記」のツイッターフェイスブックページには、確認したその日のうちに「揚子江」の閉店情報を書いたのだが、このブログにはほかの情報がたまったら「2020ほぼ週刊東村山グルメニュース」に書こう思っていた。でも、このお店、個人的に思い入れがあるんだよね。
 何てったって、15年前のこのお店の外観は凄かったからね。

15年前の「揚子江」

 この外観ですよ。そして外にはペタペタと、

「納得のボリュウム ジャイアントラーメン 510円」

という貼り紙が4カ所も出ていたんだから。ちょっと怪し過ぎるでしょ(笑)。15年前は今みたいにネット情報がないから、入るのに勇気がかなり必要だったけど、意外と旨かったんだよなぁ。

ジャイアントラーメン

 これが15年前に食べた「ジャイアントラーメン」。丼が大きいから、少ないように見えるけど、麺はシッカリ2玉入っている。

 私が初めてこのお店に入ったのは15年前の2005年なんだけど、このお店がオープンしたのは、1973年のこと。すでに2005年の時点でオープンから32年経っているワケだ。そりゃテント屋根もボロボロになるよね。
「だったら直せばいいじゃない。見た目で損しているんだから」と私も思っていたけど、今思えば、この当時からお父さんとお母さんは閉店を意識していたようだ。だから直さなかったんだよね。

 それが2009年に……。

外観一新

 テント屋根が新しくなり、暖簾までキレイになった。この時に私はお父さんとお母さんに、「どうして今まであんなボロボロのテントで営業していたんですか?」と聞いてみた。するとこんな答えが返ってきた。

「それはね、このお店のお客さんの9割近くは出前だから、あんまりお店のことを気にしなくなっちゃったのよ。それに『もうやめようか』とも思っていたし……」

 それがどうしてテント屋根を新しくして続ける気になったかと言うと、お店をやめることを子どもが反対したからなのだという。お子さんはお店は継がないとのことだが、おそらくお店がお父さん、お母さんの生きがい・やりがいになっていると感じたんだろうなぁ。

「じゃあ、もう少し頑張ってみようかということで、暖簾とテントを変えたんだよ」

とちょっと照れ臭そうに話していたお父さんの表情を今も覚えている。
 あれから11年……そう考えたら、十分頑張ったと言えるかもしれない。1973年オープンだから、本当なら今年で47周年だったんだね。

麻婆豆腐

 ああ、でも最後にあの生姜の効いた日本人向けの独特な「麻婆豆腐」を食べたかったなぁ。「ジャイアントラーメン」ももう一度食べたかったなぁ。



 閉店は寂しいけど、お父さんとお母さん、どちらかが健康を害してやめたワケではないみたいなので、ちょっとホッとしている。
 2015年12月末に閉店した久米川駅南口のうなぎ店「はや幸」の女将さんは、閉店後、こう話してくれた。

「もう本当に体力の限界。お父さんも75歳だから。元気なうちにやめないと、行きたい旅行にも行けなくなっちゃうしね」

 元気なうちにやめるというのは、個人店の場合、ある意味、正しい選択なのかもしれない。
 お父さん、お母さん、今まで美味しい料理をありがとうございました。これからは元気で、のんぴりと過ごしてください。




【DATA】
住所:東村山市萩山町5-2-5
電話:042-394-3525
営業時間:午前10時30分~午後3時/午後4時30分~8時
店内禁煙




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




惜別のラストそば

 東村山駅のホームに降りると、改札を出るために階段で2階に上がる。改札に向かって右側に売店があり、左側に立ち食いそば屋がある。もう何十年と変わらない光景だが、全く変わっていないワケではない。駅の売店は2008年11月からコンビニの「ファミリーマート」と提携した「TOMONY」に変わったし、立ち食いそば店も1981年に「狭山そば東村山店」がオープンして営業していたのだが、2015年7月30日で閉店。2015年8月下旬に現在の「秩父そば東村山店」として再開した。

秩父そば東村山駅店

「狭山そば東村山店」から「秩父そば東村山店」と変わった2015年は「東村山駅付近連続立体交差事業」がスタートした年でもあった。これは、東村山駅に関しては、簡単に言ってしまえば、現状の「1階がホーム、2階が改札」という駅のスタイルが、「1階が改札、2階がホーム」と変わる事業だ。

 この事業に伴って、「秩父そば東村山店」の隣にあったカフェ「CAFE DI ESPRESSO」が2018年7月末に閉店した。そして……。

閉店の告知

「秩父そば東村山店」も2019年10月31日をもって閉店するという。

 記事にこそあまりしていないけど、急いでいる時や、ちょいと小腹が空いている時などに私はちょくちょく利用していた。
 ということで、長年お世話になったお店だから、最後に一杯いただこうかなと行ってみることにした。

天ぷら玉子そば

 ラストそばとして私が選んだのは、「天ぷら玉子そば」(480円)。どこの立ち食いそば屋にある「天玉そば」というヤツだ。

そばのアップ

 そばを引き上げ、ズズッといただく。ここ数日でめっきり寒くなってきたから、そばの温かさが胃に染みる。決してバカ旨じゃないけど、頼んだらサッと出てきて、お腹を満たしてくれるこのお店の存在は本当にありがたかった。


「狭山そば東村山店」がオープンした1981年は元号で言えば昭和56年。それが平成27年に「秩父そば東村山店」と変わり、令和元年に閉店する。トータルで38年間、ご苦労様でした。
 できれば「東村山駅付近連続立体交差事業」が終わり、東村山駅がリニューアルする予定の2024年に復活して欲しいモノだけど、5年後のことだからまだわからないよね。

 個人的には、駅のスタイルが今とは逆になっても、ホームから改札に向かうと、向かって右側に売店、左側に立ち食いそば屋という光景にして欲しいなぁと思う。普段気にしない、何気ない光景だからこそ、何となくホッとした気持ちにさせてくれて「東村山だな」「東村山に帰って来たな」って気持ちになるんだよね。




【DATA】
住所:東村山市本町2-3-32
電話:042-392-0485
営業時間:午前7時~午後9時
定休日:なし




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。



住宅街の家庭的なパン屋さんが閉店

 友人から青葉町にある異色のパン屋「クロコッチ」が9月27日に閉店すると聞いたので、その前日の9月26日に私は行ってみることにした。

 このお店の何が「異色」かというと、まずはその場所だよね。
 久米川駅北口から「全生園」へ延びるバス通りと鷹の道との交差点をベビー用品店の「西松屋」の方に曲がると……。

電柱に看板が

 電柱に大きくお店の広告が出ている。看板には「この先」と矢印が出ているけど、写真を見てわかるように、その先を見てもそれらしいモノは見当たらない。私は場所を知ってるからズンズン歩くけど、知らない人は不安になると思う。
 で、歩いて行くと……。

住宅街に出てくる幟

 こんな感じで幟が出てくる。でも、それらしいお店は見当たらない。よく見ると、歩道に置き看板が出ている。近づいてみると……。

置き看板には「閉店セール」の文字

「閉店セール」と書かれた貼り紙が……。うーん、やっぱり閉店しちゃうのか。
 お店はこの路地にある。

普通の住宅街にお店はある

 木が生い茂っていてわかりにくいけど、看板が出ている。そう、このお店は普通の住宅街の、普通の住宅を改装しているんだよね。だから、わかりにくいったらありゃしない(笑)。

閉店の告知

 お店の前に行くと、閉店の告知が貼り出されていた。この場所で18年も頑張ってきたんだ。凄いよなぁ。
 お店に入ると、ご主人が「いらっしゃませ」と出迎えてくれた。すごく元気そうに見える。「閉店するなんて寂しいですね。まだまだできるんじゃないですか」と聞くと、

「今は元気ですけど、いろいろありましたし、元気なうちにやめた方がいいかな、と思いまして」

とご主人。お店のやめ時というのはむずかしモノだと思う。元気なうちに、こうやって閉店セールをして、お客に惜しまれつつやめる方が、ひょっとしたら幸せなのかもしれない。

「でもねぇ、やめてしまうと、やることなくなって退屈しちゃうと思うんですよね(笑)」

「だったら続ければいいのに」と言おうと思ったけど、グッと飲みこんだ。いろいろ考えて決めたことなんだろうから、口出ししちゃ悪いよね。

 さて、トレーとトングを持って、最後のお買い物をしますか。

まず気になった「オニオンボール」

 まず気になったのは「オニオンボール」(180円)。何気なくトングで取ると、ズシッと手首に重さが伝わってビックリ。何、この重さ。入ってるのは、タマネギとベーコンとチーズだよね。どうしてこんな重さになるの? 中身が凄く気になるよ。

おっ、「クルミパン」を発見

 おっ、「クルミパン」(155円)があるではないか。これは迷わずゲットだね。

「珍竹輪」を発見

 もう1つ買おうかなと眺めていて見つけたのが、「珍竹輪(メンタイ入り)」(155円)。以前にツナ入りは食べたことがあるので、今回は明太入りにしてみた。

「閉店セール」ということで、3つで392円と大幅に安くしてくれた。それならもっと買えばよかったなぁ。


 さて、それではいただくとしますかね。

まずは「珍竹輪(メンタイ入り)」を

 まずは「珍竹輪(メンタイ入り)」からいただくとしますか。

竹輪の中には明太マヨがたっぷり

 たぶん中身は明太マヨネーズだと思うんだけど、思いのほか 明太子がいっぱいで旨い。チクワを使ったパンって、ありそうであんまりないんだよね。私はチクワ好きだから、このパンは好きだなぁ。

続いて「オニオンボール」

 続いては重さが凄く気になった「オニオンボール」。手で持ってみても、ズシッと重い。
 それではパクッとな……。

中身がギッシリ

 いやあ、ギッシリだね。こんなにタマネギやベーコンを入れたら割が合わないと思うんだけど、そういうのを度外視しているのが、「いっぱい食べるんだよ」というメッセージが込められているようで、家庭的な感じがするんだよね。

最後は「レーズンシュガーパン」

 最後にデザート的に「クルミパン」をと思ったんだけど、これは「クルミパン」じゃなかった。会計の時に気づいたんだけど、黒い粒はどう見てもレーズンだ。ご主人に聞いたら、表示を間違えたらしく、これは「レーズンシュガーパン」(155円)とのこと。レーズンも好きだから、そのまま買った私。
 食べてみると、パンがしっとりとして食べ応えがある。

 買った時は、「もう少し買えばよかった」と思ったけど、この3つでお腹いっぱい。

この場所にパン屋があったことを忘れない

 この看板もご主人の手作りなんだよね。18年間、本当にご苦労様でした。看板を外してしまうと、簡単に普通の住宅に戻ってしまうけど、私はこの場所に、このお店があったことを忘れませんよ 。ごちそうさまでした。




【DATA】
住所:東村山市青葉町1-3-13
電話:042-396-8895
営業時間:午前10時~午後6時30分
定休日:月・土・日曜
お店について詳しくはこちら




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




地元に愛されて50年

 ブログの読者であるひらりさんから、青葉町商店会にある焼き鳥店「大ちゃん」が「今年2019年8月いっぱいで閉店予定、とのこと」という情報をいただいた。8月19日のことだ。
 久しく行ってなかったので、確認を兼ねて私は8月24日に行ってみた。

大ちゃん

「大ちゃん」は、青葉町商店会の通りに面していない。そこからちょっと路地に入ったところにお店がある。バス通りから歩いて行くと、看板が見えないからいつも通り過ぎてしまう(笑)。
 だけどこのお店、いつもお客さんがいっぱいで繁盛しているんだよね。

 2007年3月20日にBS-TBSで放送されている「吉田類の酒場放浪記」で紹介されたんだけど、そのホームページには、こう書かれている。


東村山駅、久米川駅、新秋津駅、どの駅から歩いても30分ほど掛かる商店街の中ほどに、毎夜活気ある賑わいが外に漏れている酒場がある。この地で47年店を営む「大ちゃん」である。


 ネットで調べてもあまり詳しい情報が出てこないお店だから、お客さんは遠方からわざわざ来るワケではない。地元の、ご近所の人たちが「ちょっと一杯やろうか」、「今夜は外で食べようか」と利用しているのである。


 そんなお店が閉店するという。すぐには信じられない私は、念入りに入り口周辺を見回してみた。どうやら表には閉店の告知は出ていないようだ。
「どうか情報が間違っていますように」と思いつつ、中に入ると、すぐ奥にドーンと大きな貼り紙が……。

閉店の告知

ああ (゚д゚lll) やっぱり閉店なのか…

 4月に50周年を迎えたことで、一区切りをつけようと決断したようだ。つまりは、それまでも「続けようか、どうしようか」と迷っていたということだよね。
「オープン〇周年」って、基本的にはおめでたいことなんだけど、閉店を決断するキッカケになったりもするんだよね。

瓶ビールでお疲れさん

 カウンターに座り、瓶ビールでお疲れさん。キリンのラガービールってのが昭和っぽくていいんだよね。

 本当は「もつ煮」が食べたかったんだけど、すでに閉店モードに入っていてつくっていないということだったので、このお店の人気メニューである「じゃがバター焼」と、焼き鳥を注文した。

じゃがバター焼

 まず運ばれて来たのは「じゃがバター焼」。熱々の鉄板の上でバターにまみれたジャガイモが並んでいる。熱いうちにいただかなきゃね……。

旨いッO(≧∇≦)O!!!

 熱々のホクホク。冷たいビールによく合う。いやあ、コレだけでお腹いっぱいになっちゃうよ。

焼き鳥

 焼き鳥は「軟骨」がないというので、それ以外を全部、タレでお願いした。
 左から「つくね」、「タン」、「白」、「ハツ」、「とり」、「レバ」、「カシラ」。いやあ、どれも旨いよ。


 私はオープンしてすぐにお店に入ったんだけど、まだ午後6時前だというのに、続々とお客さんが入って来る。もちろん閉店するとわかっているからなんだろうけど、「本当に地元の人に愛されているお店なんだなぁ」とシミジミ思った。

 ごちそうさまでした。そして50年間、本当にお疲れさまでした。




【DATA】
住所:東村山市青葉町2-7-7
電話:042-392-3091
営業時間:午後5時~11時
定休日:日曜と第1・第3月曜




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




【極める!】2019冷やし麺 3杯目

【これまでの制覇リスト】
2019年06月08日「味六」
2019年06月12日「富士そば秋津店」



 気が付けばもう7月中旬。「今年こそは冷やし麺を食べまくるぞ!」と意気込んでいたのに、まだ2杯しか食べていない。「これはイカン!」と早速、食べ歩きに出た私。
「そう言えば、今年はまだ冷やし中華を食べてなかったな」と思った私は、「あのお店に行ってみよう」と、久米川駅北口は野火止通りを新青梅街道に向かって歩いて行った。

揚子江

 水道工事の車両でわかりにくくなっているけど、目指すお店は中華料理店の「揚子江」

「冷やし中華」が出ている

 これこれ。昨年から貼り出されていて気になっていたんだよね。
 お店に入ると、目の前の水道工事の影響か、お客さんは1人だけだった。テーブル席に座ると、お父さんもお母さんも「久しぶりだね」と声をかけてくれる。この2人と話をするのも、このお店の楽しみなんだよね。

「冷やし中華」(800円)を頼むと、お父さんは厨房に戻ってつくりだし、お母さんとしばしトーク。このお母さんがちょっと辛口で、「あんた、どうして選挙出なかったの?」などなど、いろいろと攻めてくる(笑)。
 お母さんと楽しく話をしていると、来ました、来ました。

これが「冷やし中華」

 これがこのお店の「冷やし中華」。具だくさんだねぇ。
 トップに紅生姜が乗り、玉子焼きにハム、かまぼこ、チャーシュー。そして裏側は……。

反対側はこんな感じ

 たっぷりのキュウリ。いいねぇ。食べ応えありそうだ。

自家製麺は冷水で〆ているからモチッとした歯応えがある

 具の間に箸を突っ込み、麺を引き出す。中太の緩い縮れ麺をまずはそのままズズズッ……。

旨いねぇ(´ ▽`).。o♪♪

 このお店の麺は自家製なんだよね。冷水で〆ているから、いつもよりモチッとして歯応えがある。添えられているカラシを麺に少し塗ってはズズッと食べ、具材を口に放り込む。いやあ、旨い。
 スープが、酢がそんなにキツくないのも私にはいい感じ。

 お客さんが私1人になったので、お父さんも厨房から出てきて、いろいろトーク。今回はなぜか、うどんのつくり方で盛り上がってしまった。農協で地粉を買ってきて自分で打っているのだとか。私も以前から自分で打ってみたいと思っていたから、水と塩との分量配分とかを聞いたりなんかして(笑)。
 このお店のご夫婦と話をするのは本当に楽しい。

 聞けば、お店は昭和48年オープンというから、46年もこの地で頑張っているんだね。
「まだ大丈夫でしょ?」と聞くと、「そんなのわからないよ」とご夫婦同時に笑いながら答えてくれた。
 元気でいつまでも頑張って欲しいなぁ……そう思いつつ、私はお店をあとにした。




【DATA】
住所:東村山市萩山町5-2-5
電話:042-394-3525
営業時間:午前10時30分~午後3時/午後4時30分~8時
店内禁煙




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




体に優しいお弁当&ランチ専門店がオープン

 5月半ばごろ、「いなげや市役所前店」の北側の道路を歩いていたら、以前スナックがあった場所に「近日オープン!」の貼り紙がしてあったので、どんなお店ができるのか楽しみにしていた私。
 約1カ月後の6月半ばに同じ場所に行ってみると……。

まみぃず

 おっ、「弁当」と「ランチ」の幟が出ているよ。オープンしたんだね。
 あとで調べたら、6月3日にオープンしたようだ。店名は「まみぃず」。1カ月前に見た貼り紙にはお弁当と惣菜のお店と書いてあったのだけど、どうやら店内でも食べられるらしい。

 そうとあらば、お昼時だったし、お腹も空いていたので、私は入ってみることにした。
 店内はカウンターが6席、2人掛けのテーブルが2卓置いてあった。

お弁当メニューが即ランチメニュー

 カウンター席に座ると、こんなメニューの紙を出してくれた。「これって、お弁当メニューだけど、お弁当を出してくれるってことなのかな?」と思いつつ、よく見ると……。

これでプレートランチに早変わり

 あっ、なるほどね。プラス250円でお弁当の内容にさらに1品ついたランチプレートになり、味噌汁が付くというワケだ。これにさらに150円プラスするとコーヒーが付くのね。

 一番安い「おにぎり弁当」(350円)を頼むのも面白いかなと思ったけど、この日はシッカリと食べたい気分だったので、私は「豚のしょうが焼き弁当」(600円)にプラス250円のランチをお願いした。

豚のしょうが焼きランチ

「お待たせしました」と運ばれて来たのが、こちら。お弁当じゃないけど、1つのお皿にご飯とおかずが一緒に乗っている。そして味噌汁。
 
これがランチプレート

 これがランチプレート。ご飯の盛りがいいのにちょっとビックリ。

メインの豚のしょうが焼き

 メインの豚のしょうが焼きは、生姜がたっぷりで旨そう。早速、下にある生野菜と一緒にパクッ……うん、旨い! ご飯の進む味付けだね。

野菜のおかずがいっぱい

 メインのほかにおかずは3品。豚のしょうが焼きにも生野菜が付いているし、全体的に野菜がたっぷり摂取できるランチになっている。
 味噌汁も出汁をちゃんと取ってあるからなのか、味が濃厚で旨い。

 このお店のウリが「ミネラルランチ」なんだけど、「ミネラルランチ」ってどういう意味なんだろう? お店の人に聞くと、こんな答えが返って来た。

「今の食べ物には、入れなくてもいいモノ、体にあまりよくないモノが入っていたりします。そして本当に体に必要なミネラルが不足しています。だから、必要ないモノを入れないようにして、ミネラルを加えたランチが、ミネラルランチなんです」

 簡単に言うと、体にいい素材を使ってつくった弁当であり、ランチですよ、というワケだ。
 こういう食事は1人暮らしの人にはいいよね。とりわけ、1人暮らしの高齢者にはいいかもね。どうしても「安くて、旨いモノ」という感じで、「安さ」と「旨さ」が食べ物を選ぶ判断基準になりがちだけど、これからは「体にいい」というのも判断基準に入れた方がいいかもね。自分のためにも。




【DATA】
住所:東村山市本町3-13-15
電話:042-399-2281
営業時間:お弁当の販売は午前11時~午後6時/店内でのランチは午前11時~午後3時
定休日:土・日曜
フェイスブックはこちら




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




あのお店がインド・ネパール料理店に!

 八坂商店会にあった天ぷらと焼き魚がウリの定食屋「扇屋」が、ご主人の健康上の理由から閉店したのが2019年1月のこと。
「あの場所、どうなるのかなぁ」と通るたびに気にしていたのだが、ナント、いつの間にかインド・ネパール料理店がオープンしていた。

マチャプチャレ

 店名は「マチャプチャレ」。2019年5月14日にオープンしたらしい。
「マチャプチャレ」とはネパールの中北部にある山で、地元住民からは「神聖な山」として崇められているのだという。
 ということは、「インド・ネパール料理店」と言いつつも、ネパール色の方が強い料理店なのかもね。

ランチメニュー

 ランチメニューが貼り出してあるので、見てみると……へぇ、ナンとライスのおかわり自由で、一番安いメニューが700円なのか。これは安いんじゃないかな。


 早速、入ってみた私。店内のレイアウトは「扇屋」の時とほとんど変わらない。変わったところがあるとしたら、厨房にタンドール窯が設置してあるところかな。

 何を頼むか、迷ってしまったが無難に「チキンカレーセット」(750円)を選択。

辛さは4段階

 辛さは4段階から選べるようになっている。ネパール色の強い料理店であるなら、そんなに辛くないだろうと思い、私は「大辛」をチョイス。
 ドリンクにはラッシーを頼んで、ボーッと再びランチメニューを眺めながら待つことに。

しまった、こんなセットがあったか

 早く頼まなきゃと思って「チキンカレーセット」にしたんだけど、よく見ると「スペシャルセット」(990円)ってお得じゃないの。しまったなぁ、コレにすればよかったよ。

チキンカレーセット

 と、ちょっと後悔していたら、料理が次々と運ばれて来た。
 このお店は一度に全部出してくるんだね(笑)。チキンカレーとサラダとナンが一緒に目の前に置かれた。

チキンカレー

 チキンカレーはナミナミと入ってるね。辛さをチェックするために、スプーンでちょっとひと口……やっぱりね。そんなに辛くないや。

ナン

 ナンは大きめ。というか、インド・ネパール料理店では、もうこの大きさが標準になっているみたいだね。お皿からハミ出て当たり前って感じ。

ラッシーが到着

 デジカメで写真を撮っていると、ドリンクのラッシーが到着。

改めて「チキンカレーセット」

 ということで、改めてパチリ。これが「チキンカレーセット」だ。いやあ、いいねぇ。食べ応え、ありそうだ。

ナンをちぎっていただきま~す

 ではナンをちぎり、チキンカレーをたっぷりと付けて、いただきま~す……。

旨いッO(≧∇≦)O!!!

 やはりネパール色が強いと、スパイシーというよりマイルドな味わいが強くなるね。物足りないと思う人もいるかもしれないけど、もし毎日食べるなら、私は迷わずこっちを選ぶだろうなぁ。

ゴロッとしたチキンが入っている

 チキンカレーの中をスプーンで探ると、大きめの鶏肉がゴロゴロ。旨いねぇ。

まだチキンカレーが残っているので…

 アッと言う間にナンがなくなってしまったのだが、チキンカレーはまだこんなに残っている。
 となれば、当然……。

ナンをおかわり

ナンのおかわりだよねぇ (´ ▽`).。o♪♪

 それにしてもやっぱりデカいなぁ。

テカいなぁ

 角度を変えて撮ると、こんな感じ。
 このお店のナンは、周辺部が厚みがあって、モチッとしているんだけど、中心部は薄くなっていてパリッとした食感になっている。お店によって、微妙にナンに違いがあるのは面白いよね。

 最後はナンでカレーを拭き取るようにして食べて、完食。ナンを2枚食べると、さすがにお腹いっぱいになるよね。今度はナンじゃなくて、ライスで「ベジタブルカレー」をいただいてみるかな。




【DATA】
住所:東村山市栄町3-15-21
電話:042-313-3302
営業時間:午前11時~午後3時/午後5時~11時




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




うれしい居酒屋の1コインランチ

 4月半ばのこと。「お昼はどこで食べようかなぁ」と久米川駅南口周辺をブラブラと歩いていた私。モザーク通りに入り、脇道にある居酒屋「酔ってこ」を何気なくふと見ると……。

酔ってこ

 あれ? ひょっとしてランチ営業してる?
 何か看板が出ているので、近づいてみると……。

ランチメニュー

 へぇ、ランチを始めたんだ。6種類あって、そのうち4つは1コインの500円。残りの2つも550円なのか。安いなぁ。
 ちょうどお腹が空いてるし、今日はココで食べようかなと、お店の中へ。
 ランチをやっていることがあまり知られていないのか、入ると私1人だけだった。カウンター席に座り、私は「もつ煮丼」(500円)を注文した。

なるほど、それで安いのか

 待っている間、メニューなどを見ていると、こんなモノを発見。
 なるほど、店長さん1人で頑張ってるんだ。なるほど、それでランチの値段を抑えることができるんだ。
 そんなことを思っていたら、来た、来た。

もつ煮丼

 これが「もつ煮丼」。味噌汁じゃなく、サラダが付くんだね。

もつ煮がたっぷり乗ってる

 よく煮込んであるから、ニンジンや大根が溶けて小さくなっている。ここまで煮込んであるってことは期待できるなぁ。

まずはそのまま

 では、レンゲですくっていただきま~す……。

旨いねぇ(´ ▽`).。o♪♪

 ご飯と一緒にもつ煮を食べるのは、久米川駅北口の定食屋「ごはん家さくら木」で「豚モツ煮込み定食」を食べて以来かも。
 もつ煮と言えば、ツマミの定番で、普通はお酒を飲みながら食べるんだけど、意外とご飯にも合うんだよね。

七味をかけて

 で、もつ煮と言えば、やっぱり七味は欠かせないよね。たっぷりかけて……。

いただきま~す

 いただきま~す……。

旨いッO(≧∇≦)O!!!

 いやあ、旨いね。ご飯のボリュームもあって、食べ終わるとお腹いっぱい。次回は「肉豆腐丼」(500円)をいただいてみるかな。




【DATA】
住所:東村山市栄町2-22-2
電話:042-306-0959
営業時間:正午~午後2時/午後4時~10時
定休日:木曜




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。



43年間、ご苦労様でした

 もうすぐ「平成」が終わる。それを「いい区切り」と思うのか、閉店する飲食店が昨年末あたりから出てきて、その都度、悲しく残念な気持ちになる。つい先日も、久米川駅南口のダイニングバー「毘沙門堂」がネット上で4月末の閉店を告知していて「このお店も閉店するのか……」とショックを受けていた私。「これで終わりにして欲しいモノだ」と思っていたけど、そうもいかないみたいだ。
 3日前、このブログに読者から情報が寄せられた。それによると、八坂商店会にある寿司屋「翁寿司」が3月いっぱいで閉店するのだという。読んだ瞬間、「まだ閉店は続くのか」と言葉を無くしてしまったが、気持ちを切り替えて、悲しい情報を確認しに向かった。


「荒川肉店」の横の路地に入ると……。

翁寿司

 あった、あった、「翁寿司」。何となくひっそりとした佇まいに見えるが、それは周りが変わったからかもしれない。
 路地を挟んで「荒川肉店」の隣には定食屋の「扇屋」があり、路地に入ってすぐのところ、つまり「翁寿司」の隣には中華料理店の「ぼう月」があった。「荒川肉店」の2階も焼き肉店「あら川」が営業していて、この一角はちょっとした飲食街だったんだよね。
 2012年に「ぼう月」が閉店し、今年1月には「扇屋」が閉店してしまった。ひっそりとした感じに見えるのは、おそらく周りが寂しくなってしまったからだろう。

 どうやらお店の外には閉店の告知は出ていないようだ。

ランチメニュー

 ランチメニューを見ると……おっ、にぎりとちらしのほかに「鉄火丼」(970円)を出すようになったんだ。じゃあ、今日はこれを頼もうかな。

 お店に入ると「いらっしゃいませ」と女将さんがお出迎え。私はカウンターに座ると、「鉄火丼」を注文し、店内を見回した。すると……。

店内には閉店の告知が

やっぱり (゚д゚lll) 閉店なんですか…

 女将さんの話によると、大将の体調が良くないので、3月いっぱいで閉店することにしたのだという。
 お客さんが私以外にいなかったので、大将に「お体、そんなに悪いんですか?」と聞いてみた。すると、こんな答えが返って来た。

「指がね…指がうまく動かなくなってきたんですよ。握ったモノはもう寿司じゃないですよ。寿司屋が寿司を握れないことほど、悲しいものはないね」

 大将の言葉は本当に悲しそうで、私は何だか泣きそうになってしまった。
 大将は現在、79歳。つまり36歳の時にこのお店を持ったワケだ。「指さえちゃんと動けば、まだまだ働きたいんだけどね」と話しながら「鉄火丼」をつくっていく大将。指が思うように動かないのか、包丁さばきも、盛り付けもかなりゆっくりとしている。

鉄火丼

 ランチの「鉄火丼」が運ばれて来た。

たぶん本当はもっとキレイな盛り付けなんだと思う

 大将の指が本調子であれば、きっともっとキレイな盛り付けなんだと思う。でも、食べると旨い。いや、本当に旨い。


 旨いんだけど、大将は納得できないんだろうな。「握ったモノはもう寿司じゃない」と言うくらいだから。
 大将に「もともとは何歳くらいで仕事をやめようと思っていたんですか?」と聞いてみた。

「80歳を過ぎたくらいかな」

 それを聞いた時、また私は不覚にも泣きそうなってしまった。だって80歳まであと1年だったんだよ。体の調子の問題とはいえ、大将としては悔しいだろうなぁ。

「神様がもう休めって言ってるんだろうね、きっと。そう思うようにしてますよ」

 自分に言い聞かせるように話す大将。もっともっと寿司を握っていたいという本音の部分が痛いほど伝わってくる。

43年間、ご苦労様でした

 大将、女将さん、43年間、本当にご苦労様でした。滅多に食べに来ない、あんまりいいお客じゃなかったけど、この場所に「翁寿司」という美味しい寿司屋があったことは、忘れません。ごちそうさまでした。




【DATA】
住所:東村山市栄町3-16-52
電話:042-392-0234
営業時間:午前11時~午後2時/午後5時~深夜0時
定休日:月曜




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。




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プロフィール

マサ@東村山

Author:マサ@東村山
マサ@東村山

2000年 結婚を機に東村山市に移り住む。

2004年11月 地元で食べ歩く楽しさに目覚め、ブログ「東村山グルメ日記」を書き始める。

2007年 転職を機にもう1つのブログ「好きになろうよ!東村山」を書き始める。

2010年11月 「東村山グルメ日記」のアクセス数が400万を超える。

2011年7月 さらなるバージョンアップを目指してブログを移転。

趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。家族はカミさんと1男1女。アル・パチーノのようなカッコいい中年を目指す57歳。

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