割と旨くて居心地の良かった久米川駅南口の沖縄料理店
「ろかーる久米川店」が閉店した後、「今度は何ができるのかな?」と思っていたら、また沖縄料理店だった。それが今回紹介する
「海人(うんみちゅ)久米川店」だ。
オープンしたのは、2015年5月19日。田無やひばりが丘にもお店があるチェーン系のようだ。

何気なく看板を見て、「ん?」と2度見してしまった。それは「年中無休」の横に書いてある文字だ。
朝8時まで営業中「朝8時」ってことは余裕で朝飲みができるし、沖縄料理店だから当然、沖縄そばがあるハズ。モーニング感覚で出勤前にちょいと立ち寄って食べることもできるハズ。久米川駅周辺は24時間営業のファミレスがないから、こういうお店ってあると重宝すると思うなぁ。
友人とともにお店に入ったのだが、店内のレイアウトはほぼ
「ろかーる久米川店」の時と変わらないんじゃないかな。
私と友人は、掘りごたつ式の座敷に上がった。

このお店、ナントお通しはこの5種類の中から1つ選べるのだとか。

私が選んだのはクルミ小女子、友人が選んだのは湯葉巻きだったかな? すみません、何しろ行ったのが1カ月以上前のことなので。

まずは瓶ビールで乾杯。オリオンビールという選択もあったけど、黒ラベルがあるというので、こっちにしちゃいました。

最初に運ばれてきたツマミは「スクガラス豆腐」(380円+税)。島豆腐の上に乗っている小さな魚がスクガラス。沖縄の方言で、「スク」はアイゴという魚、「ガラス」は塩漬けという意味。スクガラスはアイゴの稚魚の塩漬けのことだ。
これねぇ、本当に不思議なんだよね。見た目は魚なのに、食べるとイカの塩辛なの。
で、これを島豆腐と一緒に食べると、スクガラスの塩辛さが程よくマイルドになって旨いんだなぁ。もちろん、スクガラスそのまんまでも旨いよ。

続いて運ばれてきたのは、「炙りスーチカー塩キャベツ」(380円+税)。
蒸し豚っぽく見えるけど、スーチカーは豚の塩漬け。そのまま食べるのが一般的なんだけど、このお店ではスーチカーを炙って、さらに塩だれのかかったキャベツの上に乗せてある。

スーチカーはそのままでも旨いんだけど、炙ることで香ばしさが加わってさらに旨い。キャベツとの相性も抜群だ。

メニューの中で「ん? こりゃ何だ?」と気になって頼んだのが、この「ミミガーチップ」(480円+税)。沖縄料理店では定番メニューである「ミミガー」をどうやら揚げたモノらしい。

よく見ると、確かにミミガーだ。食べてみると……うーん、悪くないけど、これなら普通のミミガーの方がいいかな(笑)。

泡盛が飲みたくなったので、つまみとして頼んだのが、「豆腐容」(380円+税)。
これは豆腐を紅麹と泡盛などで発酵・熟成させたモノ。ウニのような、チーズのような何とも言えない、泡盛に抜群に合う味わいのするツマミだ。写真だと大きさはわからないかもしれないが、実物はとても小さく、ペットボトルのキャップぐらいの大きさだ。これを爪楊枝で少しずつ削り取り、舐めるように食べていく。
泡盛好きの人なら、これ1つで軽く3杯は飲めるんじゃないの?

〆に頼んだのは「軟骨ソーキそば」(680円+税)。
ビックリしたのは、出し方。普通は沖縄そばの上に乗って出てくるのに、なぜか軟骨ソーキが別皿で出てきた。店員さんに話を聞いたら、「せっかくの旨い出汁が濁る」と言われて、別皿にしたのだとか。
なるほど、これなら乗せた方が好きな人ならそのままドバッと乗せることができるし、澄んだ沖縄そばの出汁を味わいたい人はそのまま味わうことができる。いい出し方かもしれないね。

軟骨ソーキは肉はもちろん、軟骨部分も柔らかくて旨い、旨い。

さらに旨かったのが、沖縄そば。いやあ、この出汁は確かにそのままの方がいいかも。軟骨ソーキを別皿にするのは正解かもね。
これは優しい味わいで、〆にピッタリ。
このお店、朝8時までやっているから、出勤前にこれを食べる手もアリだね。
値段もリーズナブルだし、このお店、何かと使えそうな気がするよ。
【DATA】住所:東村山市栄町2-21-5
電話:042-313-0933
営業時間:月~金曜は午後5時~翌朝8時/土・日・祝日は午後3時~翌朝8時
無休
お店について詳しくはこちら★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。