久米川駅南口のモザーク通りにオープンしたばかりのラーメン店
「麺屋 夢」。

開店祝いの花もなくなったので、味も提供のオペレーションも落ち着いているだろうと思い、先日、お昼時に行ってみた。

表にはこんな看板が出ていた。へぇ、ランチタイムは並の料金で大盛りにできるんだ。ガッツリ君にはうれしいサービスだよね。
店内は入って右側にカウンターが5席、奥の方に4人掛けと2人掛けのテーブルが1卓ずつ置いてある。
入ってすぐ左手にある券売機でチケットを買うシステムなんだけど、ここでハタと迷ってしまった。つけ麺がウリらしいけど、寒いから私は体が温まる通常のラーメンを食べたいと思っていたんだよね。でもメニューを見ると……。
*豚そば(770円)
*味噌らーめん(670円)
*辛味噌らーめん(770円)
*醤油らーめん(620円)
*塩らーめん(620円) 5種類もあるんだよね。メニューの左上にあるのが「豚そば」だから、これがオススメなのかなと思うんだけど、その次に並んでいるのが、普通なら「醤油らーめん」だと思うんだけど、このお店は「味噌らーめん」なんだよね。意外と味噌にも自信があるってことなのかなぁ。
迷っていると、女性の店員さんが「ウチはつけ麺がウリなんです」と話しかけてきた。うーん、お店の人までそう言うのであれば、ここはつけ麺を頼むとするかな。
ということで、私は「特製つけ麺」(900円)を頼むことにした。
「大盛りにしますか?」という店員さんの問いかけに、思わず「はい」と答えてしまった私。いかんなぁ(笑)。

カウンターに座り、卓上を見ると、刻みネギと魚粉が置いてあった。ネギ好きの人は思い切り入れられるし、ネギが苦手な人はいちいち「ネギ抜きで」と言わなくてもいいから、これはいいかもね。
メニューとは別に、それぞれのラーメンについて解説したモノがあり、「特製つけ麺」を見てみると、こんなことが書かれていた。
全粒粉を配合し、小麦の香りが強く、腰の強い太い麺に、濃厚な鶏骨と魚介系のスープが絡み、何度食べても飽きない味に仕上げております。特製つけめんは当店自慢の山椒風味の炙りチャーシュー、海苔、味玉、メンマとボリュームたっぷり、満足な一品です。 へぇ、全粒粉が入っているんだ。ちょっと楽しみだなぁ……と待っていると、来ました、来ました。

これが「特製つけ麺」の大盛。具材は別盛りなんだね。

別盛りの具材、キレイだねぇ。味玉も、山椒風味だという炙りチャーシューも旨そうじゃないの。

つけ汁は濃厚そうな色だなぁ。レンゲでひと口飲んでみると……ん? そんなに熱くないなぁ。味はいいんだけど、つけ麺だからもっと熱々の方がいいんじゃないかなぁ。

大盛りの麺は迫力満点。太麺のところどころに少し斑点が見える。全粒粉を配合したせいなのかな? そのまま1本を食べてみると、モチッとしていて旨い。ちょっと武蔵野うどんを思わせる麺だ。肉汁に付けたら旨いだろうなぁ。

さて、それではつけ汁にザブンと付けて、いただきま~す……うーん、冷水でキッチリ〆た麺がつけ汁をさらに冷ましてしまうようだ。旨いんだけど、この寒い時期に食べるにはそぐわない感じ。暑い夏に食べるならこれでいいんだろうけど、熱々のラーメンを食べて体を温めたいと思っていた私には、ちょっと物足りない。
つけ汁の底には刻んだチャーシューがゴロッと入っているし、魚粉を溶かすとさら味が深まり、旨いんだけどなぁ……店員さんにお願いして、つけ汁を温めなおしてもらったけど、やっぱり変わらない。これは麺を温もりにするべきだったかな。
というか、初志貫徹でスープの入った通常スタイルのラーメンを頼めばよかったんだよね。つけ麺だと、どうしてもつけ汁が冷めるのは早いからね。
次は「味噌ラーメン」、いや体を温めるために「辛味噌ラーメン」を食べてみようかな。つけ麺はもう少し暖かい時期になってからリベンジするとしよう。
【DATA】住所:東村山市栄町2-22-17
営業時間:午前11時~午後11時(ランチタイムはオープンから午後3時まで)
★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。