平日に休みを取ったカミさんが、「お昼、どこかに食べに行かない?」と言うので、「じゃあ取材を兼ねて、ちょっと贅沢してみるか」と一緒にランチを食べに行くことになった。向かったのは……。

野火止用水沿いにある
「草門去来荘」ではなく、同じ敷地内にある……。

こちらのお店。
「リストランテMON」というイタリア料理店だ。以前は同じ場所に
「のび家」という和菓子と和食のお店があったのだが、どうやらリニューアルしたらしい。
ランチメニューは価格別に4つのコースになっている。
*1800円コース……前菜、パスタ、カフェ
*2500円コース……スープ、前菜、パスタ、ドルチェ、カフェ
*3800円コース……スープ、前菜、パスタ、メイン、ドルチェ、カフェ
*5000円コース……スープ、前菜、パスタ、メイン(肉と魚)、ドルチェ、カフェ ヒェェェッ! どう考えてもこれは“東村山価格”じゃないね。とてもランチとは思えない価格だ。いやあ、本当に贅沢なランチになっちゃうなぁ。
私としては一番安い「1800円コース」にしたかったのだが、カミさんが「デザートを食べたい」というので、「2500円コース」をお願いした。

最初に運ばれて来たのは、小平産のカボチャを使った冷製スープ。普通のスープ皿ではなく、こんなカップで出てくるなんて、意表を突かれたなぁ。しかも冷たさとほんのりとしたカボチャの甘さが旨いこと! 次の料理への期待を高めてくれるスープだね。
メニューには素っ気無く「前菜」としか書いてなかったのだが……。

もう運ばれて来たお皿を見てビックリだよ。8種類もの前菜が乗ってくるなんて、普通、思わないでしょ。もうカミさんと2人して大喜びだよ。

どれもひと手間かかっていることは、写真を見ればわかると思う。いやあ、ワインが飲みたくなるよね。だけどさすがに昼から飲むってのはちょっとねぇ(笑)。グッと我慢して、アルコールなしで前菜を食べたけど、肉も魚介も野菜も、どれも旨い! 前菜だけお代わりしたいくらいだよ。

途中でパンが出て来た。フォカッチャとゴマの入ったパンだ。熱々でこれも旨かったなぁ。
次はパスタなんだけど、この日のパスタは次の4つから選べるようになっていた。
*穴子とナス、ドライトマトのリングイネ
*和牛のやわらか煮 ピペッテ
*とうもろこしとモッツァレラの辛いトマトソース スパゲッティ
*自家製ジャガ芋のニョッキ 4種のチーズ、チンタセネーゼの生ハムのせ(これはプラス400円) 私は「和牛のやわらか煮 ピペッテ」を、カミさんは「穴子とナス、ドライトマトのリングイネ」をチョイスした。

これが私の頼んだ「和牛のやわらか煮 ピペッテ」。「ピペッテ」とはショートパスタのことで、「小さなパイプ」という意味らしい。

こちらはカミさんの頼んだ「穴子とナス、ドライトマトのリングイネ」。断面が楕円形の太麺パスタであるリングイネが見るからにプリプリしていて旨そうだ。

改めて私の頼んだ「和牛のやわらか煮 ピペッテ」を見ると、肉がとろとろに煮込まれて繊維状になってピペットに絡んでいるのがわかる。食べてみると……。
旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! 旨いだけでなく、ボリュームもなかなかある。スープと前菜で「もうちょっと食べたい」と高まっていた気分が、このパスタで満たされた気がする。
パスタのあとはドルチェなんだけど、こちらも4種類の中から選ぶことができる。

私が選んだのはコレで……。

カミさんが選んだのはコレ。何と言うドルチェなのか忘れてしまったけど、確かカミさんのはパンナコッタだと思う。私の記憶では、このほかにティラミスとフルーツタルトがあった。
甘さはほどほどで、どちらも旨かった。

私はコーヒーを、カミさんは紅茶を飲みながら、のんびりと窓から見える庭を眺める。このお店の中だけゆったりとした時間が流れているようで、何だか2人して東村山にいることを忘れてしまった。
たっぷり1時間以上をかけてのランチは、とってもゆったりとした気分にさせてくれて、2500円という値段にも「これならいいかな」と妙に納得してしまった。
決して安くはないけど、雰囲気代も込みということで、大切な人と一緒に行くにはいい場所だと思うなぁ。
【DATA】住所:東村山市富士見町1-1-7
電話:042-398-3655
営業時間:ランチタイムは午前11時30分~午後4時(ラストオーダは午後2時30分)/ディナータイムは午後5時~午後11時(ラストオーダーは午後9時)
定休日:なし
駐車場あり
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