東村山グルメ日記2

志村けんでおなじみの東京都東村山市に限定した超ピンポイントのグルメ情報サイト


地ソース会社の挑戦的な商品

 スーパーなどであまり商品を見かけないけど、根強いファンを持つ東村山市の地ソース会社「竹田商店」。中でも東村山市をはじめとした近隣地域の野菜や果物を使ったソースは、ひと際人気が高い。
 ただ、そういうこだわりの素材を使ったソースは限定販売が多く、以前は発売情報を恩多町にあるお店に直接行くか、ホームページを見ないとわからなかった。だから、タイミングを逃して買いそびれたりすることがしばしばあったんだよね。しかし、最近はフェイスブックでも情報発信してくれるので、タイムリーに情報が得られるようになった。

 先日も何気なくフェイスブックのタイムラインを眺めていると、「竹田商店」の商品情報が目に入った。
 今度の商品はナント「ブルーベリードレッシング」。立川市にある「吉澤果樹園」のブルベリーを使ったモノで、限定60本という超レア商品だ。
「へぇ」と思いつつ、値段を見てブッ飛んだ。ナント、1080円なのだという。ドレッシングに1000円以上出すのは、庶民の私にはかなり勇気がいる。だけど、説明を見ると、内容量の200ミリリットル中、150グラムがブルーベリーなのだという。かなり贅沢にブルーベリーを使っていることは確かだ。
 何とも挑戦的な商品。どんな味なのか、気になるでしょ? でも限定品だから試食はないよなぁと思っていたら、「竹田商店」の竹田健次社長から「テイスティングOK」という話をいただき、早速行ってみることにした。

竹田商店

 確か2007年にオープンしたから今年で9周年、10年目に突入したハズ。早いなぁ。

このソース、旨いんだよなぁ

 おっ、「完熟トマトソース」ですか。このお店のトマトを使った商品は濃厚でどれも旨いんだよなぁ。

 さてさて、それではお店の中に入りますかね。
 おおっ、商品展示のレイアウト、かなり変わった? 何だか商品がいっぱいあるよ。

地元の素材を使ったソース

 そうそう、地元の素材を使ったソースは、やっぱりこのお店の一番のウリだよね。「朝どれ野菜の新鮮ソース」、今はとうもろこしなんだね。

こういう少量タイプがあるのもうれしい

 こういう少量タイプがあるのもいいんだよね。

こんなソースもあるんだね

 へぇ、製造業100周年を記念して「ベジタブル辻ソース」と「フルーティー辻ソース」という商品をつくったんだ。知らなかったなぁ。

 いろいろ目移りしちゃうけど、今回の目的は……。

「ブルーベリードレッシング」

 そうそう、コレコレ。「ブルーベリードレッシング」ですよ。
 商品を眺めていると、竹田社長が出てきてビックリ。ここでは社長自ら接客しているんだね。
 ということで、「ブルーベリードレッシング」のテイスティングをお願いしてみた。

ブルーベリーの紫色が鮮やかだ

 紫色が鮮やかで、いかにたっぷりブルーベリーが使われているかがよくわかる。
 スプーンでひと口舐めてみると……ほぉ! 酸味が効いていて少しスパイシー。ほのかな甘みがブルーベリーって感じかな。ドレッシングとしても使えるけど、ソースとしても使えそうな味だ。

オリーブオイルを加えると…

 と、そこへ竹田社長が「オリーブオイルをほんの少し入れると、また違った味わいになるんですよ」とオイリーブオイルを少し垂らしてくれた。
 それをスプーンですくって舐めてみると……こりゃ凄い。こんなに変わるんだ。

「コクが増すでしょ」と竹田社長。うんうん、その通り。どちらかというと、こっちの方が使い勝手がいいかも。オリーブオイルはもっと多めでもいいかな。

「コレ、オリーブオイルを入れれば、もっと値段は抑えられたんじゃないですか?」と聞くと、

「マサさん、この商品はノンオイルがウリですから」と竹田社長。あっ、そうだった、そうだった(笑)。忘れてました。
 でも、そのままでも旨いけど、使い勝手を考えると、オリーブオイルと合わせて使った方が、より幅広く、いろんな料理に使えて美味しく食べられると思う。オリーブオイルと合わせれば、結構量も使えるし、1080円は高くない買い物かもしれない。
 限定60本だから、気になる人は早めに購入した方がいいですよ。


 本来なら気になっていた「ブルーベリードレッシング」のテイスティングで取材終了のハズなのだが、お店の中で気になるモノを見つけちゃったんだなぁ。それがコレ。

今回気になった「たまねぎ塩だれ」

「東京産 たまねぎ塩だれ」(200ミリリットル 640円)。東村山市産のタマネギを100%使用したモノなのだが、ドレッシングではなく「塩だれ」というところが気になったんだよね。

「焼き肉のたれにも使えますけど、肉に揉み込んでも美味しいですよ」と竹田社長。この商品を使った簡単な料理を1つ教えてくれた。

 用意するのは、鶏の胸肉と「東京産 たまねぎ塩だれ」とビニール袋。ビニール袋に鶏の胸肉を入れ、胸肉100グラムあたりスプーン1さじの「東京産 たまねぎ塩だれ」を入れて、よく揉み込み、24時間冷蔵庫で寝かせる。そしてビニール袋のままお湯に入れて茹でる。茹でたあとは袋のまま、また冷蔵庫へ。しばらくして冷蔵庫から出すと、「東京産 たまねぎ塩だれ」と胸肉から出たエキスが混ざり、煮こごりに似たモノで表面がコーティングされるのだという。

ひと晩漬け込んで茹でたモノ。凄く旨い

 それを切って出してくれたのが、コレ。何ら味の付いていない蒸し鶏に見えるけど、食べてみると……。

旨いッO(≧∇≦)O!!!

 すごくシッカリ味が付いている。コレ、おかずにもなるし、ツマミにも最高。思わず「東京産 たまねぎ塩だれ」を買っちゃいました(笑)。早速つくってみよう。




【DATA】
住所:東村山市恩多町3-28-5
電話:042-313-2361
営業時間:午前10時~午後5時
定休日:日曜・祝日、お盆(8月13日~16日)、年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場あり
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★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。またお店のDATAは取材当時のモノであり、変わっている可能性があります。





玉ねぎが濃いノンオイルドレッシング

 ここのところ、フェイスブックやブログで社長自らが率先して情報発信をしている東村山の地ソース会社「竹田商店」。「そう言えば、ここ数年行ってないなぁ」と思い、ブログをチェックすると、最後に記事にしたのは2010年5月だった。「こりゃイカン!」と思った私。新商品も発売されているし、行ってみようと久しぶりに恩多町の直売ショップを訪ねてみた。

竹田商店

 オープンしたのが確か2007年7月9日だから今年で8周年か。何だか時が経つのは早いねぇ。

新商品の「元気なたまねぎ」

 ショップに入ってパッと目に付くところに新商品の「元気なたまねぎ ノンオイル食べるドレッシング」(480円)が置いてある。
 この商品の特徴はノンオイルと言うことと、55%が玉ねぎだと言うこと。そしてリンゴ酢が22%。つまりドレッシングの4分の3が玉ねぎとリンゴ酢というワケ。だからしょっぱ過ぎず、酸っぱ過ぎず、素材である玉ねぎの旨味を感じることができるというのがウリだ。
 玉ねぎって、血液をサラサラにする効果があるということで人気の健康食材だから、それがドレッシングとして手軽に摂取できるのはいいよね。

 店内を見回すと、知らない商品がいっぱいある。まあ、5年もご無沙汰していれば、そりゃそうなるよね(笑)。

「多摩湖梨ソース」を使ったチップスだって

 へぇ、これは「多摩湖梨ソース」を使ったチップスか。東村山市の福祉施設「なごみの里」でつくられているのか。こういうコラボって、いいよね。

製造業100周年を記念してつくられた「しあわせコンビ」

 こちらは製造業100周年を記念してつくられた「しあわせコンビ」(700円)。
 あれ? でも「竹田商店」は、創業は明治22(1889)年だから、126周年だよなぁ……と考えていたら、よく見ると「製造業」と書いてある。「創業」じゃないのか。改めて調べてみると、初めて食酢の製造販売を始めたのは大正4(1915)年だ。なるほど、確かに製造業としては100周年なんだね。
 それにしても、この「しあわせコンビ」は面白いソースだね。果物をたくさん使い、塩味の利いた「男のソース」と、酸味が利いた玉ねぎがたっぷりの「おんなのソース」の2本セットで、混ぜて使うと美味しくなるらしい。もちろん、単品で使っても旨いらしい。
 これ、ちょっとしたプレゼントにウケると思うなぁ。

辻ブランドのソースと彩味料

 こちらは「辻」ブランドのソースと、新しく立ち上げた素材の特徴を生かした「彩味料(さいみりょう)」というソース。統一されたボトルがオシャレで、贈答品に使えそうだ。

総菜まで売っている

 へぇ、いつの間にか総菜まで販売してるよ。ソースって食べ方や、料理へのアレンジが少ないから、こうやって自社製品を使った総菜を出してくれると「こういうソースの使い方もあるのか」「この料理に使えるのか」と、バリエーションが広がり、ソースの需要も高まると思う。ぜひ続けて欲しいな。というか、ソース料理の専門店をオーブンして欲しい(笑)。新商品のアイデア収集の場にもなっていいんじゃないかなぁ。

「元気なたまねぎ」を試食させてもらった

 早速、カウンターで「元気なたまねぎ」を試食させてもらった。まずはスプーンですくって、そのままペロッ……ああ、確かに玉ねぎが濃いねぇ。そしてリンゴ酢だから、酸味も程よい。生ハムにかけたら、そのまま生ハムマリネとして出せそう。
 続いてはコールスローにかけてみてパクリ……キャベツとニンジンのコールスローなんだけど、しっかり玉ねぎも加わっている。これはいいねぇ。


 それにしても「竹田商店」はこの商品に相当力を入れしているみたい。社のホームページと別に「辻ブランド ノンオイルドレッシング」というページを立ち上げているし、大手スーパーにも営業をかけて「イトーヨーカドー東村山店」や「ヨークマート東村山店」でも販売している。
 製造業100周年だし、この商品をキッカケに「竹田商店」がブレイクしてくれるとうれしいなぁ。




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新名物になりそうなソース

 東村山の新名物として「黒焼そば」がテレビなどいろいろなメディアで取り上げられ、徐々に定着しつつある。これは東村山の地ソース会社「ポールスタア」が仕掛けた企画で、同社の「東村山黒焼そばソース」もかなり人気になっているという。

 しかし、東村山の地ソース会社と言えば、「ポールスタア」だけではない。もう1つの地ソース会社である恩多辻交差点近くの「竹田商店」も頑張っている。
 で、このほど東村山の新たな名物となりそうな商品を発売した。
 それがコレだ!

TKGソース

「TKGソース」(150ミリリットル入り420円)。「TKG」とは「たまごかけご飯」の略。「T(たまご)K(かけ)G(ご飯)」というワケね。
 玉子かけご飯専用の醤油が2~3年前からブームになっていたけど、玉子かけご飯専用のソースは全国でも初めてではないだろうか?

5月17日から発売したのだという

 竹田健次社長によると、いろいろと試行錯誤をして5月17日に発売したばかりなのだという。

「ソースは目玉焼きには合うんですけど、生玉子にはちょっと……。だからお酢は入ってますけど、酸味をできるだけ抑えるようにしました。あと決め手は『豊島屋酒造』の本みりんですね」

 とまあ、竹田社長に説明してもらったものの、「生玉子にソース」というのは確かに違和感がある。

どうやらウスターソースらしい

「TKGソース」を購入し、家で改めて見てみた。
 へぇ、商品としては「ウスターソース」なんだね。
 まずはそのままをスプーンに取って舐めてみると……うん、酸味は確かに控えめだ。でもソースらしい複雑なスパイスの味わいはある。これで玉子かけご飯をつくるとどうなるんだろう?

 生玉子と一緒に混ぜて、ご飯にドバーッ。ご飯に絡めていただきま~す……ん? エッ? おおっ! 

これって旨いんじゃ (゚д゚lll) ないの!?

 どうしても醤油を使った玉子かけご飯のイメージがあるから、最初は戸惑ったけど、ソース独特のスパイシーさと玉子の甘みがほど良く絡んで、醤油を使った玉子かけご飯とは全く別の味になっている。人によっては「こんなの玉子かけご飯じゃない」と言うかもしれないが、私はアリだと思うなぁ。


 ちなみにこの「TKGソース」、5月24日放送の「はなまるマーケット」(TBS系、月~金曜午前8時30分~)の「とくまる」というコーナーで紹介されるらしい。
 番組出演者のリアクション次第だとは思うけど、新たな東村山名物として人気になってくれるとうれしいなぁ。



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もう1つのソース会社も頑張ってるぞ!

 今年は「黒焼そば食べ歩きキャンペーン」があったりして、何かと「ポールスタア」が注目されているけど、東村山の地ソースと言えば、もう1つ、恩多辻交差点近くの「竹田商店」があることを忘れちゃいけない……な~んて言いつつ、私自身がちょっと忘れていたので、先日、ふらりとお店に立ち寄ってみた。

 入って真っ先に目に付いたのが、この商品。

新商品のトマト3部作

「トマト3部作」とでも呼べばいいのだろうか? 「トマトのケチャップ」と「トマトのソース」、「トマトのスパイシーソース」の3本が入って3140円。1本1000円以上する商品なのだが、色合いがいいのか、何となく魅かれる。
 と、そこに竹田健次社長が登場。

「これは国産トマトをふんだんに使って作ったモノですから、食べればその違いはわかります。この中ではケチャップが一番高いんですけど、そのケチャップがよく売れているんですよ」

 なるほどね。じゃあ、試食させてもらっちゃおうかなぁ。

充実している試食セット

 おおっ、出ました、出ました、充実の試食セット。おや? 通常のソースとともに2本のソースが置いてある。

赤パプリカソースと醤油だれ

 ほほぉ、「赤パプリカソース」と「醤油だれ」ですか。

醤油だれはよく見ると「すっきり味のレモン風味」と書いてある

「醤油だれ」の方はよく見ると、「すっきり味のレモン風味」と書いてある。じゃあ、この「醤油だれ」と「赤パプリカソース」、それから梨を使った「朝どれ野菜の新鮮ソース」を試食してみますかね。

 お肉に「醤油だれ」を付けて食べてみると……おっ、少し甘くてさっぱりしている。でも、これ、どこかで食べたことがあるような……と思っていると、

「この『醤油だれ』、以前は『ローストビーフのたれ』として売っていたモノなんです。でも料理を限定したような商品名だったためか、あまり売れなかったんですよね。だからいろんな料理に使えることをアピールしようと、商品名を変えたんです。おかげさまで割と評判いいですよ」

と竹田社長。なるほど、それで食べたことがあったのか。でもこの「醤油だれ」、確かにいろんな料理に使えそうだ。

「赤パプリカソース」は色だけを見ると辛そうなのだが、全然そんなことはなくて、ちゃんとソースの味がする。これもいろいろと使えそうだ。

「朝どれ野菜の新鮮ソース」、今回は梨を使っているということなのだが、食べるとまず甘さが来て、次に酸味、そしてピリッとしたスパイスの味が来る。ソースというよりドレッシングとして使うといい感じだ。

左からトマトのソース、トマトのケチャップ、トマトのスパイシーソース

 と、ここでトマト3部作の登場。左からトマトのソース、トマトのケチャップ、トマトのスパイシーソース。スプーンが添えられていたので、まずはそのままを口にしてみた。
 いやいやいや、どれもトマトが濃いね。特にケチャップは凄い。これは高くても欲しくなる味だね。
 2種類のトマトのソースも旨い。これって結構、何にでも合うかも。というか、このままずっと舐めていたい(笑)。

「今度の市民産業まつりには、この2種類のトマトのソースも販売しようと思っています」

と竹田社長。おおっ、それは凄い。これはお店になかなか行けない人には朗報かも。

購入した梨のソース

 今回、私は「朝どれ野菜の新鮮ソース」を購入。ドレッシング代わりに使って、野菜をドンドン食べている。メタボ解消のためにも野菜を食べなきゃね(笑)。



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1年ぶりに緑のソースと再会

 今は「ポールスタア」が「東村山 黒焼そばソース」を使って「黒焼そば食べ歩きキャンペーン」を行っているから、どうしても「ポールスタア」に目が行ってしまうのだが、東村山にはもう1つ地ソース会社がある。恩多辻の交差点近くにある「竹田商店」だ。
 私としては、せっかく東村山に2つも地ソース会社があるのだから、どちらも有名になって街おこしに貢献して欲しいと願っている。

 ということで、私は空いたソースの瓶を手に久しぶりに「竹田商店」を訪ねてみた。目当ては「朝どれ野菜の新鮮ソース」だ。
 今、発売している「朝どれ野菜の新鮮ソース」はコレ。

朝どれ野菜の新鮮ソース

 小松菜のソースだ。これは地元産の小松菜を38%使用。それをタマネギ、ニンニク、シイタケとともに煮込み、食酢、糖類、塩、お酒(豊島屋酒造)で味付けし、山椒とコリアンダーで香り付けしたモノだという。
 このソースの緑色に、妙に懐かしさを感じたのだが、それもそのハズで、私が最初に口にした「朝どれ野菜の新鮮ソース」は小松菜のソースだったのだ。初めて「竹田商店」に足を運んでから、もう1年経つんだよね。毎年定期的に「朝どれ野菜の新鮮ソース」を購入すれば、そのうちソースで季節がわかるようになってくるかも。季節感のあるソースって、いいよね。

 小松菜のソースを見ながら感慨にふけっていると……。

この日の試食セット

 試食セットが出て来た。一緒に出されたソースの中には「朝どれ野菜の新鮮ソース」もあったが、もう1つ変わったソースが置いてあった。それがコレ。

セロリソース

「セロリソース」(200ミリリットル入り、560円)だ。こちらも色は緑。
 ということで、私は小松菜のソースと「セロリソース」の2つを試してみることにした。

左が小松菜のソース、右が「セロリソース」

 左が小松菜のソースで、右が「セロリソース」。小松菜のソースの方が緑色が濃く、ドロッとしている。一方の「セロリソース」はサラッとしている。
 食べてみると、小松菜のソースは素材の味がシッカリして優しい味わいなのに対して、「セロリソース」はスパイシーな味わい。竹田健次社長は

「セロリソースの方がドレッシング向きだと思います」

と話してくれたが、私はむしろ普通にソースとして使った方がいいような気がした。まあ、これは好みの問題だろうなぁ、きっと。好みで言えば、私は小松菜のソースの方が好きだなぁ。


 会計の際、前回でいっぱいになったスタンプカードを出すと、「辻オリジナル」シリーズの中から1本どれでもプレゼントします……と言うではないか。「それでは」と私が手にしたのは、コレ。

スタンプカードと引き換えに私が選んだのは「焼そばソース」

「焼そばソース」(300ミリリットル入り、360円)。ご存知の方もいると思うけど、お祭やイベントに必ず出ている焼そばの模擬店をよ~く見ると、「竹田商店」の「焼そばソース」を使っていることが多い。言わば業界の人気商品なんですよね。

 これで「ポールスタア」の「東村山 黒焼そばソース」と「竹田商店」の「焼そばソース」が手に入ったワケで……近いうちに自分で焼そばをつくって、食べ比べをしてみようかなぁ。



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料理の旨さが増す新商品

 恩多辻の交差点近くにある地ソース会社「竹田商店」の社長である竹田健次さんが、実は9月からブログをこっそりと書いているんですよ。

「ソース大好きブログ」

 竹田社長が忙しいせいか、不定期更新なのが玉にキズなんだけど、商品づくりの苦労話などが書かれていて、読むと面白いんです。
 で、12月13日の記事に、今回の「朝どれ野菜の新鮮ソース」のことが書いてあったんですよね。今回の素材はニンジン。「買いに行かなきゃ」と思いつつ、仕事の忙しさもあって、なかなか行けないでいた私。
 でも、12月19日の記事を読んで、「こりゃ絶対に行かなきゃ」と思ったね。だって、生搾りしたユズをそのままポン酢に合わせちゃうって言うんですよ。日保ちはしないだろうけど、旨いのは間違いないと思うんですよね。

 ということで、「竹田商店」に行ってきました。

朝どれ野菜の新鮮ソース

 これがニンジンの「朝どれ野菜の新鮮ソース」。オレンジ色が鮮やか。

地元のゆずを使ったポン酢

 そしてこれが「地元のゆずを使ったポン酢」。どちらも100ミリリットルずつ購入。
 さてさて、何に使って食べてみようかなぁ……とカバンにソースを入れていると、竹田社長が「マサさん、お時間があれば試食していきませんか?」と声をかけてくれた。この日は時間に余裕があったので、お言葉に甘えて試食することに。

今回の試食メニュー

 これが試食メニュー。これだけのモノをお客さん1人1人に出しているのだから、凄いなぁ。でも、ソースは食べてみなきゃわからないから、試食させてくれるのは本当にありがたい。

左から「ローストビーフのたれ」、「地元のゆずを使ったポン酢」、「焼き鳥のたれ」が使われている

 左の鶏肉にかかっているのは「ローストビーフのたれ」。いつの間にそんな商品をつくったんだろう? 知らなかったなぁ。真ん中の茹でた白菜には「地元のゆずを使ったポン酢」がかかっている。で、右の鶏の唐揚げは予め「焼き鳥のたれ」に漬け込んだモノを揚げたのだという。
 どれも旨いけど、やっぱり爽やかな酸味と香りの「地元のゆずを使ったポン酢」、旨いなぁ。

左がニンジンの「朝どれ野菜の新鮮ソース」、右が「地元のゆずを使ったポン酢」

 これは左がニンジンの「朝どれ野菜の新鮮ソース」、右が「地元のゆずを使ったポン酢」。ニンジンの「朝どれ野菜の新鮮ソース」は本当に色が鮮やかで、オレンジソースと間違ってヨーグルトにかける人もいるんじゃないかなぁ(いない、いない)。

じゃがいものフライにニンジンの「朝どれ野菜の新鮮ソース」を付けてパクッ

 じゃがいものフライにニンジンの「朝どれ野菜の新鮮ソース」を付けてパクッ……ああ、なるほどね。それほどソースっぽくスパイシーにはしてなくて、素材の旨味をそのまま生かしている感じだ。揚げ物に使うより、ドレッシング感覚で温野菜やサラダに使うと旨いかもしれない。

千切りキャベツに「地元のゆずを使ったポン酢」を付けて食べてみた

 続いて千切りキャベツに「地元のゆずを使ったポン酢」を付けてパクッ……これは旨い! このポン酢は万能かも。豚しゃぶに使ってもいいだろうし、そのまま豆腐にかけても旨そう。
 ニンジンの「朝どれ野菜の新鮮ソース」も「地元のゆずを使ったポン酢」も、使えば普段の料理がひと味増す気がする。
 そうそう、お餅に使ってもいいんじゃないかなぁ。年末年始の料理を演出する調味料として買っておくといいかもね。特に「地元のゆずを使ったポン酢」は超オススメです。



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キテます!東村山のソース

「そろそろ『朝どれ野菜の新鮮ソース』、違う野菜になっているんじゃないかなぁ」と8月から思っていたのだが、なかなかお店に行けなかった私。先日やっと恩多辻の交差点近くにある地ソース会社「竹田商店」に行くことができた。
 お店の前の看板を見ると……。

今度はトマトですか

 おっ、今度はトマトですか。旨そうだなぁ。
 お店に入ると、真っ先に新しいソースが目に入った。

おっ、いつの間にこんなソースが

 ええっ、梨のソース? 確か昨年は「朝どれ野菜の新鮮ソース」として発売したんじゃなかったっけ? でもこれはちょっと違う感じ。こうやって陳列しているということは、普通のソースと同じで日保ちするってことだよね。
 お店の人の話によると、多少塩を加え、日保ちするようにしているのだとか。

「でも、少ししかつくっていない完全限定品なので、マサさんが記事にする頃には売り切れているかもしれませんね」

 作業着姿の竹田健次社長がひょっこり顔を出し、説明してくれた。

 まあ、今回の私の目的は「朝どれ野菜の新鮮ソース」だから、梨のソースの購入は見送るとしよう。
 私はカバンから空き瓶を取り出し、店員さんに手渡した。すると店員さんは新しい瓶を持ってきて、「朝どれ野菜の新鮮ソース」を詰めてくれた。

購入した朝どれ野菜の新鮮ソース

 それがコレ。トマトのソースということで、ケチャップのような赤色をしている。
 早速、家に持ち帰り、まずはひと口ペロリと舐めてみた。

 おっ、見た目と違い、それほどトマトっぽくない。中濃ソースをスパイシーにした感じの味だ。へぇ、これ面白いなぁ。普通に揚げ物に合いそうな味だ。見た目はケチャップみたいなのに、味はソース……不思議な感じがしていいなぁ。

 でも竹田社長によると、「朝どれ野菜の新鮮ソース」は9月下旬ごろから梨に切り替えるというから、ひょっとしたらもうトマトのソースはやっていないかもしれない。もっと早くに買いに行けばよかったなぁ。


 まあ、それはともかく、購入した数日後、竹田社長からこんなメールが届いた。


《実は、弊社がTVの取材を受け9月22日に放送されることになりました。
 番組は、昨年も放送いただいたフジテレビ「ハピふる!」(午前9時55分~11時25分)の「キテます!」のコーナーです。
 東村山のソース屋は、まさしく“キテます!”ね。》



エエッ~! (゚д゚lll)マジッすか!!

「ポールスタア」がテレビやラジオで紹介されたと思ったら、今度は「竹田商店」ですか。いやあ、これはマジでキテるんじゃないですか、東村山のソース!
 これは要チェックだね。


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カラフルなソースが登場

 恩多辻の交差点近くにある地ソース会社「竹田商店」。先日、私は空になったソースの瓶を手に「竹田商店」に行った。お目当てはコレだ。

表に出ている看板

 季節の素材を使った「朝どれ野菜の新鮮ソース」。前回は小松菜だったのだが、つい最近、とうもろこしを使った「朝どれ野菜の新鮮ソース」ができたと聞いたのでやって来たのだ。

 ショップに入り、早速、「朝どれ野菜の新鮮ソース」を注文。待っていると、竹田健次社長が現れ、「最近、数量限定品でこんなソースもつくったんですよ」とカウンターの上を指差した。

店内にはこんなソースも売られていた

 へぇ、「赤パプリカソース」ですか。赤いソースって、珍しいからいいんじゃないかなぁ。とうもろこしのソースは黄色だし、前回つくった小松菜のソースは緑。ソースというと濃い茶色というイメージがあるけど、カラフルなソースは見た目に楽しいから、これは「竹田商店」のウリになるかもね。

 なんてことを考えていたら、店員さんが「どうぞ」と試食セットを出してくれた。

今回の試食品

 これが今回の試食品。左はじゃがいものフライと千切りキャベツ。好みのソースを付けて食べるようになっている。

こちらはすでに味が付いている

 試食品の右側の3品はすでに味が付いている。左が「つゆ一番」に漬けた大根。真ん中がウスターソースで味付けしたスクランブルエッグ。右が「甘露酢」に漬けたミョウガ。どれも旨くてちょっとビックリ。特にスクランブルエッグは色は悪いんだけど、味は抜群だった。

左がとうもろこしのソース、右が赤パプリカのソース

 試食用のソースの中に「朝どれ野菜の新鮮ソース」と「赤パプリカソース」があったので、私はその2つをプレートに入れた。プレートが白いせいもあるが、どちらのソースも黄色と赤色が鮮やかで、とてもソースには見えない。
 じゃがいものフライをそれぞれ付けて食べてみる……「赤パプリカソース」は揚げ物にバッチリ合うけど、とうもろこしのソースの方はちょっと弱い感じ。でも千切りキャベツに付けると、ドレッシング感覚で旨い。チーズが少し入っているらしいのだが、そういう意味でもサラダなどにかけて食べた方がいいかもしれない。

ゲットしたとうもろこしのソース

 これが今回ゲットした「朝どれ野菜の新鮮ソース」。何に付けて食べようかなぁ。楽しみ、楽しみ。



 そうそう、「楽しみ」と言えば、この「竹田商店」、ショップのオープン1周年を記念してイベントを行うという。詳しくは次の通り。


《ショップオープン1周年記念 お客様感謝祭》


【日時】
 7月12日(土)と13日(日) 午前11時~午後5時

【場所】
 「竹田商店」直売ショップ

【内容】
 ★「焼鳥のたれ」でつくる鶏から揚げと「焼そばソース」でつくる焼きそばをセットにして1パック300円で販売。
 ★イベント開催の2日間に限り、「お好み焼ソース」を100ミリリットル100円で量り売りする。
 ★お茶・ジュース・ラムネを50円で販売するほか、生ビール小1杯を100円、白ワイン小1杯を100円で販売……などなど盛りだくさん。




 この機会に「竹田商店」のソースを味わってみるといいかもよ。


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頑張る2つの地ソース会社

 東村山市に地ソース会社が「竹田商店」「ポールスタア」と、2つもあることは、私は地元の人間として自慢していいことだと思っている。でも意外と東村山市民にも知られてないし、実際の話、販売しているお店も少ない。
 それでも「ポールスタア」は「dancyu」などの雑誌で取り上げられるなど知名度が上がり、地元のスーパーでも商品を見かけるようになった。

 一方の「竹田商店」はというと、恩多町に直営のショップがあるものの、スーパーなどのお店ではあまり、というかほとんど商品を見かけない。私としては両方に頑張って欲しいから、「もっと『竹田商店』の商品も地元のお店に置いて欲しいなぁ」と思っていた。
 そんなある日、「廻田町のセブンイレブンで『竹田商店』のソースを販売している」という情報をキャッチ。早速、「セブンイレブン 東村山廻田町店」に行ってみた。
 すると、ナント! レジの横に……。

「セブンイレブン 東村山廻田町店」に置いてある「竹田商店」のソース

 かわいい手作りポップとともに「竹田商店」の「東村山ソース」と「焼そばソース」「かつソース」の3種類が置いてあるではないか。
 お店の人に聞くと、結構人気でコンスタントに売れているのだという。

「菖蒲まつりの時なんか、武蔵大和駅から歩いて来る人は、帰りに東村山に来たおみやげとして買っていくことが多いんですよ」

 なるほどねぇ。しかしコンビニに地ソースが置いてあるとは思わなかった。「竹田商店」もやるじゃない……そう思って先日、竹田健次社長に話を聞くと……。

「まだまだなんですけど、例えば八坂商店街にある『荒川肉店』に頼んで置いてもらったりと、いろいろやっています」

「いろいろ」と言えば、7月27日(日)に恩多町の「久安園」という果樹園で、葡萄ハウスの中で音楽を聴くイベントがあり、行ってみたところ……。

焼きそばをつくる竹田健次社長

 ナント竹田社長が、焼きそばをつくって参加者に振舞っていた。
 そう言えば、ついこの間行った猿田彦神社のお祭り。焼きそばコーナーをよく見ると、「竹田商店」の業務用の大きなソースがドーンと置いてあった。
 スーパーなど大きなお店ではまだ扱われてないけど、地元密着スタイルで地道ながら頑張っているではないか。うれしいなぁ。


 な~んて思っていたら、さらにうれしい情報が飛び込んできた。その情報とは、

「ポールスタア」と「竹田商店」、両方の商品が置いてあるお店がある

というモノ。もし本当なら東村山市内で初めてのことではないだろうか? 少なくとも私の記憶では、両社の商品を一緒に陳列しているのは見たことがない。
 そのお店とは……。

「セブンイレブン 東村山久米川町3丁目店」

 今回もまたコンビニ。「セブンイレブン 東村山久米川町3丁目店」だ。このお店、実は「ポールスタア」のすぐ近くにある。

 早速お店に入って確認すると……。

棚2段にソースがズラリ

 おおっ! 棚2段にソースがズラリと並んでいるではないか。しかも派手に「ポールスタア」のポップまで付いている。普通のコンビニではあり得ない光景だ。よく見ると……。

「竹田商店」のソースもちゃんとある

 2段目の右端に、「竹田商店」のソースもある。確かに両社の商品が一緒に置いてあるよ。凄いなぁ。
 お店の人に聞くと、ソースも売れるけど、「ポールスタア」の「蜂蜜りんご酢」や「蜂蜜黒酢」もよく売れているのだとか。
「ポールスタア」も負けずに頑張っているねぇ。


「ポールスタア」と言えば、8月9日(土)に放映されるテレビ番組「ぶ・ら・り途中下車の旅」(午前9時半~、日本テレビ系)で紹介される予定だが、ナント9日と10日は会社を開けて、商品の販売をするのだという。これはちょっとうれしいかも。というのも……。

「ポールスタア」の事務所にある商品棚。ほぼ全商品がそろっている

 これが事務所の2階に置いてある商品棚なのだが、「ポールスタア」の商品がほぼ全部そろっているのだ。スーパーに置かれていない「白キムチの素」や「鉄板焼のたれ」「豚丼のたれ」などが買えるのである。
 9日と10日は電話注文も受け付けるという。いいじゃないですか。せっかくテレビで放送されるのだから、やっぱり商売に結びつけなくちゃね。


 頑張れ! 東村山の地ソース会社! 私は「竹田商店」「ポールスタア」、2つの地ソース会社を全面的に応援します。いくら地元でも、旨くなければこんなことはしませんよ。2社とも旨いし、こだわりを持っているから応援するんだよね。まだ使ったことのない人は、ぜひ1度、ぜひぜひ使ってみてください。


【「竹田商店」のDATA】
住所:東村山市恩多町3-28-5
電話:042-313-2361
営業時間:午前10時~午後6時
定休日:日曜・祝日
駐車場あり
ホームページはこちら



【「ポールスタア」DATA】
住所:東村山市久米川町3-28-2
フリーダイヤル:0120-59-7110
電話:042-395-0554
ホームページはこちら




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。

もう1つあった!東村山の地ソース ~インタビュー編~

「お待ちしていました」と笑顔で出迎えてくれた「竹田商店」の社長である竹田健次さん。いかにも社長という雰囲気は全くなく、人の良さそうな感じの笑顔……この雰囲気の笑顔、どこかで見たことがあるんだけどなぁ……そんなことを思いながら、私はインタビューを始めた。

竹田健次社長


最初は謙信公ソース

――いろいろと聞きたいことがあるんですが、まずは順を追って、歴史から伺いたいと思います。確かホームページを見ると、創業は明治22(1889)年だとか。最初からソースをつくっていたんですか?

「いやいや、そうじゃないですよ。初代は新潟から出てきて、まずお酒の販売を始めたんです。そして造り酒屋に修行に出た2代目が『これからは製造をしたい』と思ったみたいなんてす。でも醤油や味噌、お酒は資産がないとできないんですよね。1年以上、寝かせる商売なんで。それで始めたのが、お酢なんです。と言っても、全部つくるのではなく、種酢を分けてもらい、それを増やして販売したんです。大正4(1915)年のことです」

――最初につくったのは酢だったんですか。じゃあソースをつくり始めたのは?

「昭和5(1930)年です。明治40年代からウスターソースが出回っていたんですけど、昭和ひとケタになってウスターをつくるところが増えてきたんですよ。ソースはお酢が3分の1から4分の1入っているから、ウチもつくってみようということになったみたいです。当時は『謙信公ソース』として販売していました」


中濃は日本の独自品

――「謙信公ソース」の時代は、ソースの種類はウスターソースだけだったんですか?

「最初はウスターだけだったんですけど、戦時中、ソースは統制品目になってしまうんです。そこで各ソース会社は、統制品目から外れていたリンゴを使って新しい味のソースをつくり始めたんです。それがとろみのあるソースの始まりです」

――エッ、中濃ソースって戦時中につくられたモノなんですか?

「当時は『中濃ソース』とは言わず、『フルーツソース』という言い方をしていました」

――ちょっと待ってください。私はウスターも中濃も、すべてソースのオリジナルは西洋だと思っていたんですけど、今の話を聞くと、とろみのある中濃ソースはひょっとして“ジャパンオリジナル”なんですか?

「そうだと思いますよ。このとろみのあるソースがコロッケとかパン粉を付けて揚げる料理によく合ったんですよ」

――うーん、中濃ソースが“ジャパンオリジナル”だったとは驚きだなぁ。

「だから戦後、ソースは日本の食卓になくてはならない調味料となったんです。野菜にかけたり、いろいろ使われていました。私なんか、小さい頃はご飯にウスターソースをかけて食べてましたよ(笑)」


地元志向のブランド

――さて、いよいよ現在の「辻ソース」になった経緯をお伺いしようと思うのですが、まずは昨年3月の「竹田食品」閉鎖の話から聞かせてください。

「兄が『竹田食品』をやっていて、私も一緒に働いていたのですが、私がソースの製造に専念したいと思い、2006年の秋くらいから製造部門と販売部門を分けようという話があったんです。それで2007年1月に分社して、製造部門を『竹田商店』として立ち上げたのですが、兄が会社をやめたいということで3月に閉鎖してしまったんです」

――「竹田商店」は完全に製造部門だけだったんですか?

「そうなんです。だから『竹田食品』が閉鎖されると販路がなくなってしまい、困ってしまいました。実際、取り引きしていたお客さんは3分の1に減ってしまいましたからね。そこでいろいろ考えて、直接、消費者の皆さんに販売していこうと思い、昨年の7月9日にこのショップをオープンさせたんです」

――馴染みのあるブランドをやめたのはどうしてなんですか?

「やめたんじゃなくて、販売できなくなっていたんです。以前の商標は『竹田食品』が持っていて、実は売却されていたんですよ。取り戻そうと、今も努力しているのですが、なかなかむずかしくて……」

――なるほど。でもどうして新しいブランドが「辻」なんですか?

「昨年6月に『辻』ブランドを立ち上げたんですけど、もともと商標は取ってあったんです。そこの交差点が『恩多辻』ということで、地元の皆さんから『辻のソース屋さん』『辻の竹田さん』と呼ばれていたんですよね」

――ああ、それで「辻」ですか。ブランド名からして地元志向なんですね。

「もともと分社して製造に専念しようと思った時から、地元の野菜などを使ってソースをつくりたいと思っていたんです、これって小さい会社だからできるんですよね。昨年から『朝どれ野菜の新鮮ソース』というモノを、季節感があった方がいいから、2カ月周期でつくってるんです。今までにトマト、梨、ニンジン、カブ、小松菜を使いました」

――今は「地産地消」の時代ですから、とってもいいアイデアだと思います。ところでこのキレイなボトルの辻ソース、どうして年号が入っているんですか?

贈答用のソースセット

「これは贈答用としてつくったギフトパッケージで、テーブルに置いても恥ずかしくない、映えるソースをと考えてつくりました。年号はそのソースの開発時を示しています」

――あっ、なるほど。「ウスターソース」は、昭和5年からつくられたモノだから「1930」か。オシャレですね。

「お陰さまで、『東村山でおみやげに持っていくモノがなかったけど、これはいいや』と買ってくださる人が多いです」


調味料も旬のモノを

――先ほど言われた「朝どれ野菜の新鮮ソース」は、確か量り売りのみの商品ですよね。そもそもどうして量り売りをやろうと思ったのですか?

「お客さんから『特売で500ミリリットルの大きなソースを買ったはいいけど、結局使い切らないうちに賞味期限が来て捨ててしまった』なんて話を聞いて、それならいっぱい買わないで、100ミリリットルの少量ずつ買って使い切った方がいいんじゃないかなと思ったんです。容器を再利用できますしね。大体、昔はお味噌も醤油もお酒も、量り売りが当たり前だったんです。私は子どもの頃に見ていましたから。できれば調味料全般で量り売りを広めたいですね」

――確かに500ミリリットルよりは100ミリリットルの方が早く消費すると思いますけど、もともとソースって、そんなに使うモノじゃないと思うのですが……。

「私は調味料も旬のモノを売りたいと思っています。そのため例えば『朝どれ野菜の新鮮ソース』は賞味期限は短いんですけど、美味しいからすぐ使い切っちゃう。これは大手にはできないと思うんですよね」

――調味料にも旬ですか。いい考えですね。ところで量り売りのソース、なぜ名称を「さらり」「とろり」「どろっと」にしたんですか?

「中身はウスターソース、ソフトソース、かつソースなんですけど、そのまま売るんじゃ面白くないじゃないですか(笑)」

――そう言えば、量り売りはしていないけど、「東村山ソース」って中濃ですよね。「とろり」とどう違うんですか? それから「とんかつソース」と「どろっと」もどう違うんですか?

「ソースは嗜好品なんです。時代とともに求められるソースの味は変わってきます。今だと塩分控えめのマイルド志向ですね。でも昔は酸味と塩分が強かったんです。そういう昭和の配合が『東村山ソース』と『とんかつソース』なんですよね。だから、この2つを試食して、『これこれ、この味だよ』と言う人はいますよ」

この笑顔からもわかるように、竹田社長はとにかくいい人なのだ


夢は完全地元ソース

――話を聞いていると、地元に対する意識をかなり感じるのですが、竹田さんご自身、東村山に対してどのような思いを持っていますか?

「私はここ以外、住んだことがないんですよ。大学ではコンパのたびに『東村山音頭』をやらされました(笑)。志村けんさんが使っている『あんだって?』なんていう東村山弁も当たり前のように染みこんでいます。だからショップを出す時、いろんな人から『最初が肝心だから軽井沢で出した方がいい』『いや鎌倉の方がウケる』とアドバイスをいただきましたけど、ココ(東村山)じゃないと意味がないと言って、この場所に出すことを決めました。ゆくゆくは全部地元のモノでソースをつくりたいと思っています」

――軽井沢や鎌倉で地元のモノ使ったソースをつくり、量り売りをすれば間違いなくウケるでしょうね。でも東村山にショップを出した。それだけで十分思いが伝わってきます。もうすぐショップはオープンから1年になろうとしていますが、この1年、どうでしたか?

「早いですね。本当にアッと言う間です。1周年ということで、7月にはお客さま感謝イベントでもしようかなぁ(笑)」

――最後に読者の皆さんにひと言お願いします。

「気軽にショップをのぞいて試食して、地元の旬のソースを味わってください」


   ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 インタビューを終えて、私はようやく竹田社長が誰に似ているのか、気が付いた。「ポールスタア」桜井憲一社長に似ているのだ。おっとりとした話し方、優しい笑顔、そして何よりも全体から滲み出る人の良さ……これが同じなのだ。桜井社長をインタビューした時、私は「この人の作るソースならきっと美味しいだろう」と思ったが、全く同じことを竹田社長のインタビュー後に思った。
「ソースは嗜好品」と竹田社長の言う通り、人それぞれに好みがあると思う。でも一度、ショップに足を運んで試食して欲しいと思う。地元のソース、多くの人に味わって欲しいなぁ。


【DATA】
住所:東村山市恩多町3-28-5
電話:042-313-2361
営業時間:午前10時~午後6時
定休日:日曜・祝日
駐車場あり
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★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。




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マサ@東村山

Author:マサ@東村山
マサ@東村山

2000年 結婚を機に東村山市に移り住む。

2004年11月 地元で食べ歩く楽しさに目覚め、ブログ「東村山グルメ日記」を書き始める。

2007年 転職を機にもう1つのブログ「好きになろうよ!東村山」を書き始める。

2010年11月 「東村山グルメ日記」のアクセス数が400万を超える。

2011年7月 さらなるバージョンアップを目指してブログを移転。

趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。家族はカミさんと1男1女。アル・パチーノのようなカッコいい中年を目指す54歳。

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