東村山グルメ日記2

志村けんでおなじみの東京都東村山市に限定した超ピンポイントのグルメ情報サイト


東村山カキフライ選手権エントリーNO.21

 もう2年以上も前からずーっと気になっていたお店がある。それが今回紹介する「つくし」だ。場所は久米川駅南口を右に出て久米川通りを渡り、タバコ屋と美容室の間の通りに入る。そのまま50メートルほど進んだ左側にある。

つくし

 入り口の左横には、ちょっと古びてはいるがメニューのディスプレイがあるし、入り口には主な定食メニューが書かれた紙が張られている。ごく普通の定食屋という感じで、「何だ、入りにくい外観じゃないし、気になるなら入ればいいじゃん」と思うかもしれない。でもねぇ、写真を見てもわかるように、いつ行ってもお店の電気が消えているんですよ。
 だから私は「このお店はつぶれて閉店しているんだ」と一時期思っていたんだけど、1年半ぐらい前かな、入り口に張ってあるメニューの紙が新しくなったんだよね。
「あれ? このお店って、営業してるの?」と思い、機会あるごとにチェックしているんだけど、相変わらずいつも電気が消えている。

 で、忘れかけていた頃、秋津の寿司屋「吾妻寿司」に行った時のこと。たまたまカウンター席に座っていたおばあちゃん2人が「アンタ、東村山のどこに住んでるんだい?」と話しかけてきた。久米川駅近くに住んでいることを話すと、「久米川なら『つくし』っていうお店に行ってみるといいよ。何でも美味しいよ」と言うではないか。まさか秋津であのお店の名前が出てくるとは思わなかったので、私はおばあちゃん2人に「あのお店って営業してるの?」と日頃抱いていた疑問をぶつけてみた。
 すると「やってるわよ」と笑いながら答えるではないか。
 そうなんだ、やっぱり営業してるんだ……以来、またマメにチェックし始めたのだが、やはりお店の電気はいつも消えている。


 そして年も押し迫った昨年12月29日。仕事納めのこの日、思いのほか早く仕事が終わり、午後8時ごろ久米川駅に降り立った私は、「ちょっとあのお店、チェックしてみるかな」と軽い気持ちでお店の前に行ってみた。すると……。

電気がついている!

 電気がついてるじゃないの! 「これは入らねば」と思った私。入り口の引き戸を開けてみた。しかし、中には誰もいない。
「すみませ~ん」と声をかけると、「は~い」と奥から声がして、優しそうなおばちゃんが出てきた。ひょっとしてもう閉店時間なのかなぁ……と何だか不安になった私は「まだ、やってますか?」と思わず聞いてしまった。
 おばちゃんは「大丈夫ですよ」とニッコリ。私はようやく安心してカウンター席に座った。

 店内はカウンター5席に2人掛けのテーブルが2卓あるだけで、とってもこぢんまりしている。私は「カキフライ定食」(700円)を注文すると、お客が私だけという気軽さもあって、おばちゃんにいろいろと聞いてみた。
 どうやらこのお店、30年以上も前からあるらしく、以前は飲み屋として営業していたのだという。15年前に建て替えてから今の定食屋になったのだが、「あんまりお客さんが入っても、私が大変だから」と飲み屋時代の常連さんだけを相手に営業しているのだとか。お店の電気を消しているのは、普通のお客さんがお店に入りにくくするため、わざとしているらしい。
 確かに小さいお店だし、おばちゃん1人で切り盛りするのは大変かもしれないけど、まだそんな年じゃないでしょと話すと、「何言ってるの。私は今年で72歳になるおばあちゃんだよ」と言うからビックリ。いやいや元気なおばあちゃんだよ。

 明るく話しながらテキパキと手を動かし、「はい、どうぞ」と出してくれた「カキフライ定食」がコレ。

カキフライ定食 

 ご飯と味噌汁にきんぴらごぼう、白菜の漬け物、そしてカキフライ。すでにこの構成から“おふくろの味”的な家庭料理っぽい雰囲気が漂っている。

カキフライのアップ

 カキフライは普通サイズが4つ。濃いキツネ色のコロモは、義母がつくってくれるカキフライに似ていて、個人的には好みのタイプ。さてさて、気になっていたお店の味はどうなのか。早速、いただきま~す。


【コロモ】★★★☆
 カラッと揚がったコロモは、カリッとした食感で旨い。見た目だけじゃなく味も、義母がつくるカキフライに似ている。

【カキ】★★☆
 大きさは普通で、カキ汁も出てこない。ごくごく普通のカキだと思う。

【ソース】★★☆
 お皿に添えられているのはレモンのみ。タルタルソースはない。ソースをかけても、醤油をかけても旨かった。

【値段】★★★
 カキフライは4個と少ないが、700円なら妥当と言えるだろう。

【総合評価】★★★
 これは人によって評価が分かれるだろうなぁ。このお店のカキフライは、見た目の雰囲気通り、“家庭でつくるカキフライ”って感じなんだよね。コロモはちょっと揚げすぎなくらいでカリッとしていて、中が柔らかい……普通と言えば普通なんだけど、私は好みなんだよね。


 店内の壁にはズラリとメニューが張られていて、ジックリ見ていると「焼きそば 300円」という文字を発見。「300円は安いねぇ」とおばちゃんに話すと、「ウチの目玉商品(笑)。これを頼んでお酒を飲む人もいるわよ」とのこと。「それじゃあ…」と、「カキフライ定食」を食べ終えた後、「焼きそば」を頼んでしまった。

300円の焼きそば

 具はキャベツともやしだけなんだけど、これが結構旨いんだ。「カキフライ定食」とあわせると、値段はジャスト1000円。いやあ、お腹いっぱい。満足、満足。

「電気が消えてても、遠慮なく入って来てくださいね」

 帰り際、おばちゃんはこんな言葉をかけてくれた。ということは、私も常連さんの仲間入りをしたってワケなのかな。気になっていたことが解決した上に、こんなうれしい言葉をかけてもらい、私はウキウキ気分で家路についた。


【DATA】
住所:東村山市栄町2-10



【過去のエントリーはこちら】
*エントリーNO.1「かつ秀」
*エントリーNO.2「新々飯店」
*エントリーNO.3「若松」
*エントリーNO.4「ひの食堂」
*エントリーNO.5「じゃがいも」
*エントリーNO.6「たけくらべ」
*エントリーNO.7「野島うどん」
*エントリーNO.8「あさひ」
*エントリーNO.9「中華洋食 一番」
*エントリーNO.10「巴屋」
*エントリーNO.11「寿楽」
*エントリーNO.12「味っ子」
*エントリーNO.13「とんとん」
*エントリーNO.14「扇屋」
*エントリーNO.15「まごころ亭」
*エントリーNO.16「和楽」
*エントリーNO.17「味よし」
*エントリーNO.18「Big Orbit(ビッグ・オービット)」
*エントリーNO.19「磯久亭」
*エントリーNO.20「CAFE ROSE(カフェ・ロゼ)」




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。




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プロフィール

マサ@東村山

Author:マサ@東村山
マサ@東村山

2000年 結婚を機に東村山市に移り住む。

2004年11月 地元で食べ歩く楽しさに目覚め、ブログ「東村山グルメ日記」を書き始める。

2007年 転職を機にもう1つのブログ「好きになろうよ!東村山」を書き始める。

2010年11月 「東村山グルメ日記」のアクセス数が400万を超える。

2011年7月 さらなるバージョンアップを目指してブログを移転。

趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。家族はカミさんと1男1女。アル・パチーノのようなカッコいい中年を目指す54歳。

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