私の今の仕事はちょっと変則的で、大体終わって会社を出るのは、午前4時過ぎ。で、高田馬場から午前5時4分の各停の新所沢行きに乗って、久米川駅に午前5時41分に到着するのが通常パターンだ。
その電車で時々、友人の
マサトと一緒になる。彼も仕事明けで、この時間の電車によく乗るのだという。
ということで、一緒になった時は、久米川駅南口のダイニングバー
「氣ごころ」に立ち寄って、生ビールを1杯だけ飲んでいる。何度かそんなことをしていて、「ほかにも朝、営業しているお店ってないんですかね? 一度、朝からガッツリ飲んでみたいですね」という話になった。
「たぶん、あのお店はやっているんじゃないかなぁ?」ということで、別の日に
マサトと一緒に向かったのは、久米川駅南口のこちらのお店。
「おっ、赤提灯がついてる! やっぱりやってたよ」
自信はなかったけど、「たぶん、営業してるんじゃないかな」と思って行ったのは、桜通り沿いにある居酒屋
「ぷち」だ。
お店に近づくと、ちゃんと「営業中」の看板が出ている。
このお店の営業形態って不思議なんだよね。
表には「朝定食」という貼り紙があって午前6時から10時までやっているという。
で、ほかの貼り紙を見ると、月曜から金曜は午前11時30分から午後1時30分までランチをやっているという。
そして夕方からは居酒屋営業もやっている。一体いつ休んでいるんだろうか?
お店に行ったのは、まだ午前6時前だったから、「朝定食」タイムじゃないよね。ということはこの時間まで「居酒屋」タイムだったワケだ。何時から「居酒屋」タイムなのか知らないけど、凄いお店だよ。
私と
マサト、そして徹夜で仕事をしていたという友人の
きりあさんも合流して、3人で禁断の朝飲み会スタート!
この日はちょっと肌寒かったので、私は熱燗を注文。温かいお通しがうれしい。
まずは軽いツマミを、ということで「えだ豆」(330円)と「ポテトフライ」(370円)を注文。「朝から飲める」っていうことが重要であって、実はツマミはあんまり期待してなかったんだよね。
でも、出て来た「えだ豆」と「ポテトフライ」に3人ともちょっとビックリ。「えだ豆」は茹でたてだし、「ポテトフライ」も皮つきで熱々のホクホク。旨い、旨いとすぐになくなってしまった。
「ひょっとしてこのお店、かなりいいんじゃないの?」ということで、ここから怒涛のツマミ注文。
これは「塩ホルモン焼き」(530円)。ホルモンは柔らかく、味付けもお酒にピッタリ。
3人とも「コレは気になるなぁ」ということで頼んだのが、「ハムカツ」(480円)。赤い縁取りのペラペラの薄いハムを想像していたのだが、そんなノスタルジックなハムカツではなく、分厚いシッカリした「ハムカツ」だった。もちろん、揚げたてで旨い、旨い。
さすがに「冷やしトマト」(420円)は切るだけで、ひと工夫のしようがないんだけど、驚いたのは「マカロニサラダ」(320円)。これこそ作り置きしておいて、サッと出てくるだろうと思っていたのだが、なかなか出てこない。
「注文が通ってないのかなぁ」と思っていたころに運ばれて来たんだけど、これが温かいんですよ。茹でたてのマカロニを使って、「今、つくりました」という感じ。料理って、出来立てが旨いモノだけど、「マカロニサラダ」も例外じゃないね。いやあ、これは旨かったなぁ。
こちらは「ジャンボメンチカツ」(520円)。これも揚げたて。
断面を見ると、ジュワッと脂が出ているいるのがわかる。いやいや、旨いんだけど、朝からこんなにこってりした揚げモノを食べまくっていいんだろうか?(笑)
とか何とか言いながら、〆に「から揚げ」(520円)を頼んでしまったりして(笑)。
いやあ、飲んだ、食った。朝6時から飲み始めて、お店を出たのは8時過ぎだったかな。
出勤で忙しなく歩く人々を横目に、軽い千鳥足で歩く3人。何だか通勤の皆さんに申し訳ないけど、朝から飲むって気持ちいいわ(笑)。
マサトと
きりあさん、付き合ってくれてありがとう。またやろうね。
【DATA】住所:東村山市栄町2-25-23
電話:042-397-0808
★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。